玉川徹氏 自民パー券問題めぐり政務三役更迭検討に「結局は有権者」「許す許さないかを選挙で」

[ 2023年12月11日 13:47 ]

テレビ朝日
Photo By スポニチ

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が11日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー券問題について言及した。

 清和政策研究会(安倍派)の事務総長経験者の国会議員側にも販売ノルマを超える売り上げ分が派閥からキックバック(還流)されていたことが判明。東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)の疑いで捜査しており、事務総長経験者も含めた安倍派議員を13日の国会閉会後に事情聴取し、還流について認識を確認するとみられる。

 番組ではこの問題をめぐり、岸田文雄首相が政務三役の更迭を検討していることも伝えた。

 玉川氏は「そもそもですね、パーティー券を買う人たちは何のために買ってるのか、そこまで我々は考える必要がある」と指摘。パーティー券を買う背景として「買って、そのお金を政治家にあげてるわけじゃないですか。タダであげてるわけじゃないですよ。やっぱりパーティー券を買うことによって自分たちに政治をしてもらうためにお金を払ってる。政治家とパーティー券を買う側がが利益共同体になってるわけですよ」とした。

 そして「いろんな今まで既得権と言われてるものを持っているような業界、そういうふうなところが既得権を温存するために今までずっと続いてきた自民党の政治家に対してお金を払ってね、票が得られるだけじゃなくて今回は自分のお金にしてる可能性もある。まさにお金をめぐってWin-Winの関係になってる。利益共同体が形成されている」とズブズブの関係性になっていたのではと語った。

 その上で「そういうことをやめましょうってことで政党交付金は税金からって話になってるんですけど、まったく関係ないじゃないですか」とした。「これを続けていいんですかと。岸田総理が今、“パーティー自粛”って言ってますけど、ほとぼりが冷めたら、またやるんですかと。全員更迭って話だけど、次の選挙で戻って来たら禊ぎ(みそぎ)過ぎましたよねって形でまた入ってくるんですかと」とパーティー自粛、更迭で済まされる問題なのかと首をかしげた。

 そして最後に「結局は有権者なんです。有権者がこういうふうなことを許す許さないか。それは選挙で示す。そこだけなんです最後は」と訴えた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年12月11日のニュース