堀内孝雄「寂しいです」 盟友アリス・谷村新司さん送る会で涙こらえ「チンペイさんは今も生きている」

[ 2023年12月11日 18:40 ]

<谷村新司を送る会>焼香する堀内孝雄 (撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 10月8日に死去した「アリス」でシンガー・ソングライターの谷村新司さん(享年74)のお別れの会が11日、東京・グランドプリンスホテル新高輪「飛天」で開かれた。

 12月11日は谷村新司さんの誕生日で、グランドプリンスホテル新高輪「飛天」は、1983年に初のディナーショーを立ち上げた場所。そんな思い出の多い場所での「お別れの会」司会進行役には、フジテレビの軽部真一アナウンサーと元NHKでフリーアナウンサーの有働由美子が務めた。

 会では「アリス50周年」のライブ映像などを見た後、堀内孝雄がステージに上がり、思い出を語った。有明アリーナでのライブ映像には「めちゃくちゃ元気でしたね。今この場にいることが、夢を見てるみたい」としみじみ。ここ最近については「ちょっと連絡が途絶えていた時期があって、急に慌ただしくなった。僕も今後のことを考えたりします」と語った。

 そのうえで「報いるのは、自分が変わらず頑張ることが、彼への1番恩返しかと思うけど、そうはいかない。自分も74歳になって大丈夫なのかと思うけど、五木さんも元気でまちゃあきさん(堺正章)も先輩なのに元気。まだ頑張れるかも?って画面見ながらつくづく感じるけど、それが残されたものの責務。自分の歌を大切に歌っていくことが大切。チンペイさんは今も生きていると思います」と気丈に語った。

 ただ、『谷村さんに送りたい言葉は』と問われると「そうですね…寂しいです。はい」とポツリと語り、目を潤ませたる一幕もあった。

 また作曲家で歌手の都倉俊一は「チンペイとは大学1年の時から付き合い。チンペイちゃんとは同い年で、今日はチンペイちゃんも75歳になってたはず。悲しいけど運命かな。チンペイさんの分までもっといい音楽を作ってチンペイちゃんに報いたい」と話し、『谷村さんに送りたい言葉』の問いには「寂しいって言われちゃったから…チンペイちゃん、早すぎるよとしか言えない」と語っていた。

 送る会終了後には、報道対応し「谷村さんはどんな人だったか」と問われると、「頑固者でへんてこりんですね。とにかくこうと決めたら一途。それが僕にはない部分。完璧にやり遂げないとすまないタイプ」と明かし、「2人とも俺の方が上と思ってる(笑い)。でなきゃ成立しないよ」と名コンビだったことを懐かしがっていた。

 会場に設けられた祭壇には笑顔の谷村さんの遺影が飾られ、愛用のギターやステージ衣装、コンサートのポスターなども展示。同日にはファン向けの「お別れの会」も開かれ、約2000人が参加した。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年12月11日のニュース