矢吹奈子「恋愛のすゝめ」で2度目のヒロイン 妥協せず芝居と向き合う現場…意識していることは

[ 2023年12月11日 07:30 ]

TBSドラマ「恋愛のすゝめ」でヒロイン・高田華子を演じる矢吹奈子
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 TBSドラマ「恋愛のすゝめ」(火曜深夜0・58)で、ヒロインを好演している女優の矢吹奈子(22)。HKT48、IZ*ONE(アイズワン)のアイドル活動を経て女優としてのキャリアを歩み始め、その評価も高まっている。演技に懸ける思いを聞いた。(井利 萌弥)

 大真面目な超エリート高校生たちによるコミカルな大袈裟・大真面目ラブコメディー。矢吹は、一人凛とした立ち振る舞いをつづけるヒロインを演じている。意識しているのは「嫌われないこと」。「彼氏がいる中で主人公にも惹かれてしまって、なんだかちょっと掛け持っちゃっているようにも見えると思うんですけど、みんなから嫌われないように、嫌に見えないよう気をつけています。そこは考えながらやっているので、結構演じるのが大変です」と、“浮気”や“二股”などのシリアスな捉え方にならないよう、作品の世界観を守るため試行錯誤しながら取り組んでいる。

 「恋愛のすゝめ」は、勉学以外の一切の恋愛・娯楽は許されない厳格な校風の男子校である進学校・開明学院の創設以来最強の天才生徒会長、鳳啓介(綱啓永)が、私立成和高校に通う女子高生・高田華子(矢吹奈子)と出会い、人生初めての恋に落ちることからはじまるストーリー。

 主演を務める綱啓永とは2度目の共演。前作でもカップル役だった。「そのときは台本でそんなにやり取りが多かったわけではなかったので、2人で“ここはこういうふうにしようね”とか話し合いながらやっていたんです。だからこそ、今回は、そこまで話をしていなくても、息が合う感じがしましたね。お互いこの本を読んで想像してることが一緒だった」と、相性はバッチリだ。

 「現場では誰も妥協しない」。一つ一つのシーンに細かいこだわりを持って臨んでいる。「ちょっとでも違ったなって思う人が1人でもいたら、絶対に直して、時間が押してでも絶対に撮り直すっていう現場です。もちろん、現場の皆さんとしては大変になっちゃうかもしれないですが、私としては凄くありがたいです。自分の中で納得いかないまま済んじゃうときってたまにあったりするので。この現場では、皆さんそれぞれが出し切るまでやるというのが凄く良かったし、勉強になったし、もっとお芝居がうまくなりたいと思いました」と、自身も演じる役柄とじっくりと向き合いながら撮影ができている様子。

 そんな熱を込めて作り上げている作品。「華子役は、不安に思ったり悩む部分も結構あったのですが、綱くんにも凄く助けられながら、いろんな人に支えられています。この作品だからこそ出た感情もたくさんあるので、細かいところにも注目して見てください。何回見ても面白い作品になっていると思うので、繰り返し見て新しい発見をしていただけたらと思います」と呼び掛けた。

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