谷村新司さん送る会 開催場所は“思い出深い”グランドプリンスホテル新高輪「飛天」 11日は誕生日

[ 2023年12月11日 17:46 ]

<谷村新司を送る会>谷村新司さんの遺影 (撮影・白鳥 佳樹)
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 10月8日に死去した「アリス」でシンガー・ソングライターの谷村新司さん(享年74)のお別れの会が11日、東京・グランドプリンスホテル新高輪「飛天」で開かれた。

 会の前にはファンクラブ会員を含む約2000人の一般のファンが焼香に訪れた。約2年前に撮影された谷村さんの遺影の周りには真っ白な花で覆われていた。

 また、会に先立ち、喪主の谷村孝子さんから開催に際して、メッセージが発表された。12月11日は谷村新司さんの誕生日で、グランドプリンスホテル新高輪「飛天」は、1983年に初のディナーショーを立ち上げた場所だったと明かし、故人をしのんだ。

 以下、谷村孝子さんの言葉。

 『谷村新司「喝采」』
 「先に逝くもの 残されるもの 残されるものも やがて逝くもの 大いなる旅を行け」

 10月8日のその時は突然に訪れました

 まさかの一瞬の出来事に現実として受け止めきれず ご住職の唱えるお経の中で…こんなに辛い別れがあるのかと涙が止まらず立ち上がることが出来ませんでした

 そして谷村の人生のあらゆる時間を共に過ごしてくださった沢山の方々から、無念の声、惜しむ声、やるせない想いが熱く熱く送られてきました

 そんな中で長い間、谷村がお付き合いをいただいたフジサンケイグループ代表の日枝久さんから温かいお電話をいただき「頑張るんだよ。そのうちに皆んなで谷村さんを送る会をやろうよ」と大きく私の背中を押して励ましてくださったのです

 そうだ。沢山の想いを重ねていっぱいの「愛」をいただいた皆さんと一緒に送る時間をつくろうと……

 そして奇跡のように1983年に初のディナーショーを立ち上げたグランドプリンスホテル新高輪「飛天」がその日だけ空いていたのです

 谷村が75才となっていたはずの12月1日の誕生日の日に……

 最後のステージは昨年のクリスマスの帝国ホテルでのディナーショー「DANDYISM」(ダンディズム)でした

 50年間、休むことなくステージアーティストとして歌をつくり、そのココロを伝え続けてきた生涯でした

 送る会では長年交流のあった軽部真一アナウンサーと有働由美子アナウンサーの司会で、それぞれの思い出を語ってもらいながら、特別に編集された谷村の映像を楽しんでいただいて、皆さんと共に温かい拍手と「喝采」で送り出すことができれば本人にとって最大の喜びです

 喪主 谷村孝子

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