橋下徹氏 「刑事告発案件」理由に回答拒否の疑惑議員らに異議「本人ならいくらしゃべってもいい」

[ 2023年12月11日 14:44 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が11日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、自民党内に広がる政治資金パーティー券問題についてコメントした。

 政治資金パーティー券をめぐっては、安倍派(清和政策研究会)の所属議員の中には、最近5年間で9000万円超のキックバック(還流)を受け、裏金にしたとされる議員がいることが判明。塩谷立座長のほか、萩生田光一政調会長や西村康稔経済産業相の3氏側も、派閥から還流を受けていたとみられることが分かった。政治資金収支報告書に収入として記載していなかったという。

 松野博一官房長官、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長が各1000万円超を受領したとされ、岸田文雄政権を支える党の幹部や重要閣僚を務める安倍派幹部6人に裏金疑惑が拡大した。過去5年で1000万円を超えるキックバックを受け、収入を報告書に記載していない疑いが持たれている橋本聖子参院議員はこの日、記者団に「刑事告発を受けている案件でもありますので、今申し上げることはできません」と明言を避け、「事務所を通じて調査した上でしかるべき説明責任を果たしていきたい」と述べた。

 MCのフリーアナウンサー石井亮次から「刑事告発を受けている時は、話してはダメ?」と問われると、橋下氏は「そんなことはありません」と完全否定。「国民の皆さん、刑事事件になっているから、黙っておかなきゃいけないのかなと思ってしまっているかも分からないですけど、そんなことはないです。本人であればいくらしゃべってもいいんです。政治家が第三者の刑事事件について政治家がコメントするのは良くないです。でも自分の刑事事件については、黙秘権を行使するかどうかなんです」と、多くの議員が「刑事告発を受けている案件」であることを隠れみのにしている現状に、憤りを口にした。

 橋下氏の見解では、回答差し控えは、黙秘権の行使と同じことだという。「政治家にも黙秘権はありますけども、こういう立場で政府の要職にある人たちは、こういう問題について黙秘権を行使するんじゃなくて、黙秘権を放棄して説明しますというのが本来だと思います。黙秘権を行使してもいいんだけども、ここは政治家は説明すべきだと思いますよ」。疑惑議員たちに呼びかけるように話し、「捜査中だったらしゃべっちゃいけないみたいな(制限は)、そんなのまったくないです。自分の問題であればどんどんしゃべっていくべき」とあらためて訴えた。

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