橋下徹氏 自民党裏金疑惑で議員の“想定問答”暴露「この時間の中で言い訳を考えて…これでいくと」

[ 2023年12月11日 15:30 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が11日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、自民党内に広がる政治資金パーティー券問題で、今後予測される政治家たちの言い分について話した。

 政治資金パーティー券をめぐっては、安倍派(清和政策研究会)の所属議員の中に、最近5年間で9000万円超のキックバック(還流)を受け、裏金にしたとされる議員がいることが判明。塩谷立座長のほか、萩生田光一政調会長や西村康稔経済産業相の3氏側も、派閥から還流を受けていたとみられることが分かった。政治資金収支報告書に収入として記載していなかったという。

 松野博一官房長官、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長が各1000万円超を受領したとされ、岸田文雄政権を支える党の幹部や重要閣僚を務める安倍派幹部6人に裏金疑惑が拡大した。政府は国会閉幕後、大規模な内閣改造、党役員人事に取り組むとみられる。

 一連の問題で、橋下氏は政党から政治家個人に渡される組織活動費に言及した。「当初は安倍派5人衆が不利な状況だったんですけど、今、巻き返しにかかって」と前置き。「一部報道によると、組織活動費だという言い訳をすると、政治資金規正法違反にかからなくなる。誰が不記載の責任を問われるかというと、政党が問われるんです。政治家個人に寄付できるのは、政党しかできないんです。ルール上」と説明した。

 その上で「政党のトップって誰ですか?岸田さんですよ。ということは、受け取った方は問題なし、政党が不記載ということになると、岸田さんの責任だということで、逆転の可能性がある。受け取った側が強気になっているのは、組織活動費だったら、違反にならないだろうと、この時間の中で言い訳を考えて、それでいくと思います」と推測した。

 さらに「組織活動費という(アドバイスをする)のは悪徳弁護士です」とバッサリ。「だからここで公にしているんです。組織活動費という言い訳ができないように。許しちゃダメだよという」と、先回りして疑惑議員らにクギを刺していた。

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