KANさん死去 10月まで番組出演の北海道ラジオ局が追悼「まぎれもない、超一流のエンターテイナー」

[ 2023年11月17日 18:28 ]

シンガー・ソングライターのKANさん
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 「愛は勝つ」の大ヒットで知られる歌手のKAN(かん、本名木村和=きむら・かん)さん(享年61)が12日に死去していたことを受け、KANさんがパーソナリティーとして出演していた「KANのロックボンソワ」を放送する北海道STVラジオが17日、番組の公式サイトで追悼コメントを発表した。

 KANさんの死因は明らかにされていないが、今年3月に日本では数十例ほどしか症例がない「メッケル憩室がん」を公表し、闘病していた。葬儀はすでに親族とごく近しい人たちで済ませている。

 この日の発表を受け、同番組では「番組からのご報告」とし、「既報の通り、去る11月12日、当番組のパーソナリティーを務めるシンガーソングライターのKANさんが、永い眠りにつきました」と報告。「KANさんは、今年、メッケル憩室(けいしつ)癌(がん)と診断され、3月に公表。音楽活動を休止しながらも、音楽への愛を発信していきたいと、治療の傍ら、番組の出演を続けてきました」と説明した。KANさんの最後の出演は、10月7日深夜で、これが978回目の放送だったという。

 KANさんは同局で、1988年から35年にわたり、番組パーソナリティーを務めていた。「ユーモアたっぷりに話すKANさんのお声は、リスナーの皆さんの心の中に残り続け、KANさんが残した数多くの名曲たちは、これからも日本中、世界中で生き続けます」とつづった。

 病魔と闘いながら、番組の公開収録の開催を願っていたというKANさん。サイトでは「その願い叶わず61年の生涯を閉じられました」と無念を代弁し、「ポップで、ロックで、時にやさしく、さりげなく…ハートに刺さるメロディと歌詞を生み出し続け、リスナーや観客を楽しませことが大好きだったKANさん。まぎれもない、超一流のエンターテイナーでした」と、最大級の賛辞を送った。

 さらに「そして、STVラジオの夜番組の主人公は、KANさんでした。KANさん、本当にありがとうございました。あらためて、謹んでお悔やみ申し上げます」と、故人をしのんだ。

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