東国原英夫氏 宝塚歌劇団は「上下関係はたけし軍団より凄い。女の軍隊。上級生が電車に乗ってたら…」

[ 2023年11月17日 11:30 ]

東国原英夫氏
Photo By スポニチ

 元衆院議員、元宮崎県知事の東国原英夫氏(66)が16日、自身のユーチューブチャンネルを更新。宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の女性劇団員(25)が転落死した問題について言及した。

 宝塚歌劇団は14日に宝塚市内で会見、劇団が依頼した調査チームの報告書では、遺族側が訴えた上級生からのいじめやパワハラの存在を認めず、長時間労働を強いる環境があったと認めた。上級生からヘアアイロンでやけどをさせられたという遺族側の主張については、劇団診療所から「ヘアアイロンのやけどはよくあること」などと報告を受け、やけどをさせられたという客観的証拠もないため「事実であるかを判断することは困難」とした。「うそつき野郎」「やる気がない」などの暴言があったとされることにも「全て伝聞情報」としてパワハラの存在を否定した。ヒアリングは宙組生、OG、役員らに実施。66人いる宙組生のうち、4人は聞き取りを辞退。その理由は「差し控える」とした。兵庫県警は、女性が自殺した可能性が高いとみて捜査している。

 一方、遺族側は劇団側の調査結果について反論会見を開き、再検証を求めた。遺族の代理人弁護士は「失当(不当)であり、劇団と上級生の責任を否定する方向に誘導している」と断罪し、中でも、女性が上級生からへアアイロンを額に当てられやけどした問題について強く反論。ヒアリングに応じた女性の母親は、やけど当日の女性の額を「3センチも皮膚がめくれあがっている状態」と証言した。

 東国原氏は「劇団の上下関係は、たけし軍団よりも凄いと言われていた。昔の話ですよ、女の軍隊って言われてたんですよ。僕も宝塚出身の方々は何人か知ってます。話も聞いたことあります」と言い、「上級生の言うことは絶対ですね。上下関係の規律が本当厳しいです。日本一厳しいんじゃないかなと思うくらいですよ。上級生に口ごたえは一切できない。上級生から叱責されたら、その反省文を書いて復唱するとかですね。上級生が阪急電車に乗っていたら外の道路から礼をする。こんなことたけし軍団もしてなかったですよ」と指摘。そして、「それが美談になっていたんですね。こういう厳しい規律は伝統であり、そして、その伝統があの美しいステージを作ってるんだっていうような話にね、ロジックがそうなっていた」と今回の問題の背景について自身の見解を話した。

 そのうえで「そんな時代ではもうないですよね。もう数々のパワハラやらセクハラやら、そういったガイドラインができてますから。宝塚歌劇団もやってなかったわけではなかったでしょうけども十分じゃなかったということでしょうね」とし、過重労働や時間外労働の問題にも言及した。また、「お客さんとかメディアの方たちも、この宝塚の伝統的な体質、厳しい規律、これがパワハラ、いじめとかが起きやすい環境ですからね。そういったものを皆さん、知ってた。それを慣例だとか、習慣だとか、美談だとか、伝統だとか、そういったものでくくっていた。目をつぶっていた。見ないようにしていた。これもちょっと問題だったんじゃないかなと思いますね」と言い、「時代は本当に変わりました。人権というのは最大限に尊重しなければいけない。これは昔からそうだったんですけれども最近、特にそうです」と強調していた。

◆いのちの電話
【相談窓口】
「日本いのちの電話」
ナビダイヤル 0570(783)556
午前10時~午後10時
フリーダイヤル 0120(783)556
毎日:午後4時~同9時
毎月10日:午前8時~翌日午前8時

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年11月17日のニュース