東国原英夫氏 宝塚歌劇団員転落死問題、遺族側の再調査要請に「無視はできないと思う」

[ 2023年11月17日 11:44 ]

東国原英夫氏
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 元衆院議員、元宮崎県知事の東国原英夫氏(66)が16日、自身のユーチューブチャンネルを更新。宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の女性劇団員(25)が転落死した問題について言及した。

 宝塚歌劇団が14日に宝塚市内で会見、劇団が依頼した調査チームの報告書では、遺族側が訴えた上級生からのいじめやパワハラの存在を認めず、長時間労働を強いる環境があったと認めた。上級生からヘアアイロンでやけどをさせられたという遺族側の主張については、劇団診療所から「ヘアアイロンのやけどはよくあること」などと報告を受け、やけどをさせられたという客観的証拠もないため「事実であるかを判断することは困難」とした。「うそつき野郎」「やる気がない」などの暴言があったとされることにも「全て伝聞情報」としてパワハラの存在を否定した。遺族側がヘアアイロンの件で再検証を求めていることを問われた際、新理事長に就任予定の村上浩爾取締役(56)は「証拠となるものをお見せいただくようにお願いしたい」と答えた。ヒアリングは宙組生、OG、役員らに実施。66人いる宙組生のうち、4人は聞き取りを辞退。その理由は「差し控える」とした。兵庫県警は、女性が自殺した可能性が高いとみて捜査している。

 一方、遺族側は劇団側の調査結果について反論会見を開き、再検証を求めた。遺族の代理人弁護士は「失当(不当)であり、劇団と上級生の責任を否定する方向に誘導している」と断罪し、中でも、女性が上級生からへアアイロンを額に当てられやけどした問題について強く反論。ヒアリングに応じた女性の母親は、やけど当日の女性の額を「3センチも皮膚がめくれあがっている状態」と証言した。

 東国原氏は、「遺族側は納得できないということで、再調査を申し込まれております。阪急電鉄も劇団を運営しているわけですから無視はできないと思うんですよね。ですから組織をこれからどうやって改善するのか。指導といじめ、パワハラ、厳しい指導とのラインをどうするのか。そういったものが今後の課題だと思いますね」と自身の見解を話した。

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