藤井聡太8冠　JT杯連覇へ「見ていただく方に最後まで楽しんでいただけるよう」糸谷八段も闘志

乾杯する藤井聡太8冠（右）と糸谷哲郎八段（撮影・我満　晴朗）
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　19日に決勝が行われる将棋の23年度日本シリーズプロ公式戦（JT杯）で対戦する藤井聡太JT杯覇者（21）＝8冠＝と糸谷哲郎八段（35）が17日、東京都内で開催されたトークイベントに参加した。

　連覇を狙う藤井は「こども大会には東海大会で出場したことがあり、こうして棋士としてこの大会に戻ってこられたのは本当に幸せなこと。見ていただく方に最後まで楽しんでいただけるような将棋にできるよう全力を尽くしたいと思っています」、初の決勝進出を果たした糸谷は「子供の頃、この大会を見て、プロってすごいと思った。私自身が子どもたちやファンの前で、将棋って面白いんだと思っていただけるような対局にしたいです」とそれぞれあいさつ。

　トークイベントでは子供の頃の夢に「電車の運転士」（藤井）「力士、作家、教授」（糸谷）、休日の過ごし方には「トレインシミュレーター」（藤井）「登山」とそれぞれ答えた。

　19日の決勝について藤井は「糸谷さんは早指しが得意。厳しい戦いになると思いますが、多くの方に注目していただけるので、最後まで面白い将棋にしたい」と決意表明。対する糸谷は「今をときめく藤井8冠が相手。非常に強敵ですが、ここで勝てれば面白いのかなと（笑い）。面白い将棋を指して勝ちを目指したい」と意気込んでいた。