つんく♂ KANさん追悼「KANさんの後輩でよかった」「ほんま寂しいです」

[ 2023年11月17日 14:37 ]

つんく♂
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  「愛は勝つ」が大ヒットで知られるシンガー・ソングライター歌手のKAN(かん、本名木村和=きむら・かん)さんが12日に61歳の若さで亡くなったことが17日、発表された。訃報を受け、音楽プロデューサーのつんく♂(55)が自身のSNSで追悼した。

 つんく♂は「ご訃報に接し、心よりご冥福をお祈り申し上げます」と追悼し、「僕がデビューしたころ、同じプロダクションの先輩であるKANさんとは、レコーディングスタジオや事務所でもよく顔を合わせました。まだ無名の僕に「元気?最近どうなの?」なんて声をかけていただくんですが、どっからそんな発想でこんな話が出てくるんだろう・・・ってぐらい冗談しか言わないのがKANさんでした」と回想。

 「音楽のこと、歌詞についてなどの会話はまったくしませんでしたね」としながら「そういう意味で音楽論等、何かを直接具体的に教わったわけではないですが、レコーディングをしている姿や、KANさんの作品を通じて、本当にたくさんいろいろなことを教わりました。『メロディとは何か』『歌詞とは何か』『音楽とは何か』、ということだけでなく、スタッフへの接し方、レコーディングへの姿勢、コンサートの準備、後輩や先輩との距離感などなど、KANさんの後輩でよかったと思う事ばかりです」とつづった。

 さらに「闘病なさってるということは聞いておりましたが、この度の悲報は本当に悲しくて悔しく残念でなりません」と悔やみ、「一緒に作った『スッピンと涙。』、これからも大切にします」とつんく♂が作詞、KANさんが作曲を担当した元モーニング娘。の後藤真希の曲「スッピンと涙。」について言及。「KANさん、ほんま寂しいです。どうぞ安らかにお眠りください。本当にありがとうございました」と記した。

 KANさんは今年3月、日本では数十例ほどしか症例がない「メッケル憩室がん」を公表し、闘病していた。昨年秋に数週間腹痛が継続したことから検査をしたところ、病気が判明。予定していたツアーを中止した。今年4月に再入院、5月に退院を報告していた。今月3日には一部楽曲のストリーミング配信を開始することを公式ホームページで発表。自身のSNSは7日まで更新されていた。ビートルズの「NOW AND THEN」のミュージックビデオの感想が最後の投稿となった。

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