河合郁人、退所の選択肢なし A.B.C―Z脱退も退所しない背景に愛着の強さ、夢実現への近道

[ 2023年9月22日 04:10 ]

「A.B.C―Z」脱退を発表した河合郁人
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 男性5人組ユニット「A.B.C―Z」の河合郁人(35)が21日、12月21日をもってグループから脱退することを発表した。脱退後もジャニーズ事務所に残り、個人として活動していく。グループは4人で活動を継続する。今回の決断は、故ジャニー喜多川元社長の性加害問題と直接関係ないが、再出発する事務所の運営やタレント心理に影響を与える可能性がありそうだ。

 脱退を発表した河合郁人(35)は、なぜジャニーズ事務所を退所しないことを選んだのか。

 同事務所でグループの脱退に伴い、退所をしないのは異例。テレビ関係者も「まさか辞めないとは。脱退だけというのは驚いた」と話している。現在も事務所に残るグループ脱退組は、元NEWSの内博貴(37)、元Hey!Say!JUMPの岡本圭人(30)だけ。2人はいずれも舞台を主戦場としており、テレビでの活躍を望む河合は新たなケースとなる。

 河合は幼い頃からジャニーズで活躍する先輩たちに憧れ、11歳で事務所に入った。元々、故ジャニー喜多川元社長を尊敬し、事務所愛が強い。事あるごとにジャニー氏から「ユーは顔の下半身がブサイク」と言われたことをうれしそうにネタにしてきた。

 河合の人気を押し上げたのもジャニーズ芸。木村拓哉(50)や松本潤(40)ら所属タレントのものまねを披露し、知名度を広げてきた。さらに、所属タレント随一の“ジャニーズオタク”を自称。先輩のイケメンエピソードを番組で語ることも多い。

 テレビ関係者は「ジャニーズ芸でのし上がってきただけに、それを捨てて事務所を辞めるということは考えられないのだろう」と推測した。

 目標はMCとしてのポジション確立。以前からトーク術には定評があるが、今後もジャニーズネタを武器として持っていたいところ。事務所内に幅広い人脈を持つことから、今後も番組共演は変わらずに多くあるはずだ。バラエティー関係者は「ジャニーズタレントとの共演は、新たなネタを拾うために必要。そういう意味でも、事務所にとどまった方が夢実現が近づくと考えたのでは」と話した。

 事務所は10月2日に新体制を発表する。関係者によると、東山紀之社長の新会社を設立し、タレントはそこに移籍する。河合も心機一転しての再出発となる。

 ≪グループ4人で活動継続 「河合の夢を応援しようという結論に」≫ A.B.C―Zは残る4人で活動を継続していく。この日、連名でコメントを発表し、河合から申し出があった当時を「すぐには受け入れられませんでした」と回顧。「事務所と5人で何度も話し合いを重ね本人の固い意思と覚悟を尊重し、みんなで背中を押し河合の夢を応援しようという結論に至りました」とした。4人はテレビ熊本「あっぱれ!A.B.C―Z」などレギュラー番組に出演するほか、演技やアクロバットに定評があり、今後も舞台を中心に活動していくとみられる。

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