ヘリで救急搬送された野口健氏、即入院 酸素マスクにつながれ…命の危機脱し思い「幸運に恵まれた」

[ 2023年9月22日 16:04 ]

野口健氏のX(@kennoguchi0821)から

 ネパール・マナスル峰登山中にアクシデントに見舞われたアルピニストの野口健氏(50)が22日、自身のX(旧ツイッター)を更新。救急搬送後の自身の写真を公開し、現在の状況を伝えた。

 野口氏はこれまで3度、標高8163メートルのネパール・マナスル峰登頂に挑んできたが、いずれも登頂かなわず。今年、4度目の挑戦へ出発していた。

 だが21日、野口氏のSNSが事務所によって更新され、「昨日、C2に行き、ベースキャンプに戻る途中に呼吸困難となり、血中酸素濃度53%になってしまいました。酸素吸入を行い、登山隊同行医師に診てもらいましたが、肺水腫かもしれないとの事で、ヘリにてカトマンズにおり、病院にて診察してもらっています」と、ヘリコプターで救急搬送されたと報告した。

 その後本人も「あ~マナスル。人と山にも相性があるのかもしれない。マナスルはもうやめにしよう」と落胆した様子を投稿し、呼吸困難に陥った際の状況について「酸素濃度が53%。インド隊の医師の診断では肺水腫。ヘリでカトマンズへ。即入院となり、レントゲン、血液検査の結果が先程、医師から“炎症反応が非常に高い、白血球の数値も。敗血症に近い状況」と伝えた。

 翌日、酸素マスクをつながれベッドに横たわる自撮りを公開。「担当医から“天気がよかったからヘルコプターは飛んだ。ヒマラヤでこれ以上、症状が悪化していたら危なかった。あなたはラッキーだった”と。確かにそうだ」と、天気に恵まれたことでヘリコプターが飛べたと説明。「キャンプ2で症状が大きく現れた。仮にキャンプ3だったら…おそらく自力で下山できなかっただろう。症状が早めにでたから下山する事ができた」と安どした。

 続けて「何とかベースキャンプまで戻れ翌朝早朝にはヘリレスキュー。多くの酸素ボンベは上部キャンプに荷揚げ済み。2本の酸素ボンベがまだベースキャンプに残っていた。あのボンベがなければ朝までもたなかった」と、危機一髪の状況だったと回顧。「肺が水浸しになると陸にいながら溺れていく苦しみ。今回のマナスルは不運ではなく幸運に恵まれた」としみじみと幸運に感謝した。

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