山口真由氏 ホーユー社の給食停止問題、入札で「学校はそこまで買い叩かなきゃいけなかったんだろうか」

[ 2023年9月11日 13:05 ]

山口真由氏
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 元財務省官僚で信州大の山口真由特任准教授が11日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。食堂運営会社「ホーユー」による給食停止問題について言及した。

 ホーユーは原材料や人件費の上昇などから経営が行き詰まり、契約する全国約150施設のうち約半数で提供を中止した。9月から破産手続きを進めており、大阪府や岡山県、香川県の学校、岐阜県や鳥取県にある公共施設など、各地で一気に影響が広がった。

 同社の社長は「食材費、人件費、光熱費が上昇したが値上げできない。やればやるほどマイナスになる」「学校などに相談したが、価格転嫁できなかった」などと話した。一方、規模の小さいホーユー社が他社との競争で、限度を超えた低価格で給食事業を受注したとも指摘されている。

 山口氏は「ホーユーの入札の仕方は、めちゃくちゃだと思いますけど」と、ホーユーの受注に疑問を呈したうえで、「契約するにしても、学校はそこまで買い叩かなきゃいけなかったんだろうかと」と学校側の姿勢にも言及。「だって、(給食費が)未納だった場合に、場合によっては業者に責任追わせるっておかしいですよ」とし、「給食も1つの学校教育の一環じゃないですか。なのにそれをそこまで買い叩いて、業者に丸投げしてっていうのは本当にいいのかな。何でも民間委託すればいいってわけじゃないんじゃないかなという気がしますけどね」と自身の考えを述べた。

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