オール阪神・巨人「劇場用のネタをおいてる」「絶対テレビでしない」漫才への強いこだわりを語る

[ 2023年9月11日 17:49 ]

「オール阪神・巨人」
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 お笑いコンビ「オール阪神・巨人」が、10日放送のMBSラジオ「ヤングタウン日曜日」(日曜後10・00)にゲスト出演。劇場、漫才への強いこだわりを語った。

 コンビ結成から50年以上が経つ2人に、笑福亭鶴瓶が「NGK(なんばグランド花月)出る前、“どのネタしよう”ってあるけど、客がいるわけやから客が全然違う。今の客もおるやろうし、どうしてんの?」と劇場で客層が若い時など、どのようにネタを決めているのかと尋ねた。

 巨人は「僕のところはだいたいネタをね、劇場用に2、3本置いてるんです。それは絶対テレビでしない。絶対」と劇場だけのネタを用意していると明かし「例えばニュースかなんかで取材に来はって、“すいませんが舞台の映像を…”でも“音使わんといて”って。1分でも流しませんねん」と例えわずかな時間であっても劇場用のネタは映像として残さないと強いこだわりを口にした。

 その理由として「というのは、劇場に来た方が“これテレビで見たわ”ってなったりしたら、お金払ってはるのに(申し訳ない)。だから絶対に劇場用のネタをおいてるんですよ。絶対よそでやりません」と語った。

 そして、「僕の考えとしては1日に3000人に見てもらうとしましょうよ。だいたい(劇場の客席は)1000人入るから、(1日に)3回やって、10日で3万人、月9万人、だいたい年間100万人ですよ。10年やっても1000万人ですよ。100年やっても1億人ですよ。1本面白いネタがあれば、絶対それでいける。僕はそう踏んでるんですよ」といい「それを紳助に言ったら、“大正解”って」と島田紳助氏もその考えが正しいと認めてくれたと明かした。

 だからこそ「今、YouTubeありますよね?僕らのネタも流れてる。めちゃくちゃコアなファンが東京にいてはって、YouTubeも全部見たと。劇場にいっぺん来はって、“これYouTubeで見たことない”って。映像撮ってへんから出るわけない。そういうふうに劇場を大事にしてます」とコアなファンでも劇場に来ないと知らないネタがあるとした。

 阪神も「相方が主導権握ってて、“今日のお客さんはこのネタ、アカン”って思ったら、出だしは一緒なんです。そっから2パターン、3パターンに分かれてるんです。こっちのネタ行ったな~思って付いていく。今日のお客さん、高校生や団体や“これはアカンな”って思ったら違う方のネタへ持って行く。僕は付いていくだけですわ」とその日の客層を見て巨人が判断したネタに付いていくと信頼を寄せていると明かした。

 それ故にコロナ禍で約3カ月、劇場漫才ができなかった時も吉本側から配信を提案されたが拒否。巨人は「3ケ月ぐらい漫才せーへんかった時期あるんですよ。3ケ月ぐらいやらへんかったんですよ。明日、出番って時、2人とも全然できへんかったんですよ。弟子呼んで“こっからどうやってた?”って」と久しぶりに漫才をするとなると、ネタが飛んだと振り返った。

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