青汁王子「密月関係にあったのは損保ジャパンだけじゃない。まだ氷山の一角」損保ジャパン社長の辞任に

“青汁王子”こと実業家・三崎優太氏（公式インスタグラムから）

　「青汁王子」こと実業家・三崎優太氏（34）が11日までに自身のSNSを更新を更新。中古車販売大手ビッグモーター（東京）による自動車保険の保険金不正請求問題で、損害保険ジャパンの白川儀一社長（53）が引責辞任を発表したことに言及した。

　白川氏は、不正の可能性を認識しながら、取締役会での議論を経ずにビッグモーターとの取引再開を決めたことを明らかにし「反発を恐れ、厳正な対応ができていなかった」と述べ、経営判断を誤った背景に両社の癒着があることを認めた。

　事故車両を故意に傷つけ修理代を水増しする不正に端を発した問題は、損保大手のトップが表舞台から追われる事態にまで発展。損保ジャパンがビッグモーターと取引を始めたのは旧安田火災海上保険時代の1988年。2004年から出向者を出し関係を深めた。ビッグモーターが22年度に取り扱った保険料約200億円のうち、損保ジャパンは約6割を占めた。

　三崎氏は「ビックモーターの工場長と対談した時に保険会社もグルだという話を聞き、当時どこよりも早くその話をYouTubeで公開した。当時はあえて会社名は伏せたが、密月関係にあったのは損保ジャパンだけじゃない。まだ氷山の一角に過ぎない。早く健全化され、真面目に働く人が報われる業界になって欲しい」とつづった。