パートナーの養女・小田貴月さんが明かす高倉健さんの最期の言葉「ずっと仕事しているんだな」

[ 2023年6月8日 18:07 ]

小田貴月さん(C)高倉プロモーション
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 故・高倉健さんの養女で高倉プロモーション代表の小田貴月(たか)さん(59)が8日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。“最期の言葉”を明かした。

 高倉さんは2014年11月10日、悪性リンパ腫のため死去した。83歳だった。小田さんは高倉さんに17年間寄り添い、最期を看取ったパートナー。1996年に出会い、2013年に養女となって“再婚”に至った。

 小田さんが養女になった翌年2014年に高倉さんは悪性リンパ腫で闘病することに。最初の入院からちょうど100日目、寛解という診断を受け、退院するも、再び症状が出て、再入院。同年11月10日に急変し、帰らぬ人となった。

 当日について、小田さんは「その日はそれまでずっと映画の話をしていて、自分がロケに行った場所ですとか。“今、沖縄にいるんだ、これから飛行機に乗るところなんだ”って。“スタッフが誰々と一緒なんだよ!”って言って。しばらく経つと、今度、北海道にいたりするんですよね。ずっと仕事しているんだなって思って」と苦笑。「最後のほうは呼吸が苦しかったので、“もうお願いですから、しゃべらないでください、苦しいでしょうから”って言っても、それでもしゃべってるんです。“どこにいる”“誰に会った”って。“今度、こんなのがあるんだ!”って…ずっと聞いているしかなくて」と振り返った。

 「ずっと胸をさすりながら、だんだん聞き取れなくなって、最後にようやく聞き取れたのが“あわてるな、あわてるな”って。それだけは聞き取れたんです。それが誰かスタッフの方とか夢の中に出てきた登場人物に言ってるのか、私に言ってるのかはわからなかったんですけど、最終的に聞き取れたのが“あわてるな”っていう言葉だった」と回顧した。

 高倉さんの最後の1年間をつづった「高倉健、最後の季節。」を3月に発売した小田さん。「本を書かせていただいて、ようやく高倉から、“僕のことを書いてね!”って言われた宿題があって、書き終えることができて。書けるのは私しかいないので、闘病の部分もきちんと残そうと。それはどういうふうに生き抜いたかっていう証になるのではないか」と語った。

 「今でも声が聞こえるんですよね」とも。「だから、ずっごく寂しいですけど、残された私の心の中で生き続ける。やっぱり亡くなった方を活かすのは生きている人間なので、私がしっかり生きていないといけないかしらって思いました」と話した。

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