はるな愛が母校の卒業式にサプライズ登場 性別やいじめに悩んだ当時回想し「どんなことがあっても生きて」

[ 2023年3月14日 15:50 ]

母校の卒業式に飛び入り参加したはるな愛(中央)                               
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 タレントのはるな愛(50)が14日、母校の大阪市立長吉中で行われた卒業式にサプライズ訪問した。

 同校OBの落語家・笑福亭鶴瓶(71)とともに、最初はビデオメッセージでスクリーン上に登場したはるな。終盤に「もっともっとメッセージを届けたいので、今からそっちに行っていいかな?行くよね~」と、ステージに実物のはるなが現れると卒業生59人と父兄からは歓声が上がった。

 この日のために「新芽をイメージし新調した」というグリーンのミニドレスで登場したはるなは、同校の校歌や配信曲「キミトワタシ」をアカペラで披露し約20分スピーチ。「私がこの学校にいる時は大西賢示って名前でした。だけど、女の子でいたかった。でも誰にも言えなかったから逆にめっちゃ男らしくしてたんです。それで、自分の居場所が分かんなくてつらかった」などと告白。中学時代にはイジメに遭ったことも明かし「人を思いやって。そして、どんなことがあっても生きてください」などとメッセージを送ると、当初は笑い声も漏れていた生徒も真剣な表情で聞き入った。

 コロナ禍になり、子どもたちの精神状態を心配していたはるなは、3年前から同校にコンタクトを取り入学式や卒業式にビデオメッセージなどを送っていた。その延長で今年は直接の訪問を希望。体育館に足を踏み入れたのは、自身の卒業以来35年ぶりだったといい、この日の卒業生の中には父親が同級生だった男子生徒も。「もうびっくりです。私も子どもがいてたら、そっち(父兄席)だったかも」などと話していた。

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