文化放送社長 WBC実況で炎上した斉藤一美アナを激励「とてもいい経験をしている」「賛否があっていい」

[ 2023年3月14日 13:22 ]

文化放送
Photo By スポニチ

 文化放送の斉藤清人社長は14日、東京・浜松町の同局で定例会見を開き、同局の斉藤一美アナウンサー(54)がAmazon prime videoが配信するWBCの日本代表戦で実況を担当していることについて言及した。

 斉藤アナは4日に行われた侍ジャパンと中日の壮行試合、7日に行われた侍ジャパンとオリックスの強化試合をはじめ、1次ラウンドB組の日本代表の全試合で実況。特にオリックスとの強化試合では、試合中の言葉選びや発言などに批判の声が上がるなど、賛否両論が沸き起こり「アマプラの実況」がツイッターでトレンド入りする事態となっていた。

 同局の「ライオンズナイター」など数々のスポーツ番組で活躍し、「日本一やんちゃな野球中継」と言われるほど表現豊かな実況で知られる斉藤アナ。斉藤社長は「色々とお声をいただいた中にも、お叱りが多かったということを承知しておりました」といい、古舘伊知郎が自身のYouTubeチャンネルで斉藤アナを激励したが、その動画も全て視聴したと明かした。

 斉藤社長は「今月で、彼は55歳のもうベテランと言っていいアナウンサーでありながら、古舘さんの言葉を借りれば、消費者から多くの声をもらって、そして実況の大先輩で、斉藤アナが憧れる古舘さんから、あれほど教えをいただけて。私は斉藤君が羨ましいという風なメッセージを彼に送りました」と激励。

 「なので、非常に賛否があっていいと思います」という斉藤社長。「古舘さんには感謝を申し上げたい」「斉藤一美アナは今、とてもとてもいい経験をしている最中だと感じております。この機会を与えてくださった関係者の皆様には、私からも本当に改めて御礼を申し上げたい」とコメントした。

 さらに社長は「地上波ではない媒体ですから、ある程度話題性を喚起しなければいけないという本人の思いもあったでしょう」と推察し「温かい批判であれば、いくらでも彼も受け止めることが出来ると思います」と話した。

 斉藤アナに対して「彼ぐらいのキャリアがあれば楽しむぐらいの気持ちで」とエールを送り「生の楽しさ、そのあたりを彼なりのトーク・話術で盛り上げていただければ私としてもうれしい」と期待を寄せた。

続きを表示

2023年3月14日のニュース