男女逆転「大奥」最終回 平賀源内・鈴木杏らシーズン2出演者サプライズ登場!ロス拡大「秋まで待てない」

[ 2023年3月14日 22:45 ]

ドラマ10「大奥」Season2で平賀源内役を演じるのは鈴木杏。Season1最終回にサプライズ登場(C)NHK
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 “男女逆転の大奥”を描き、SNS上で話題を集めたNHKドラマ10「大奥」(火曜後10・00)は14日、第10話が放送され、「Season1」が完結した。インターネット上には、終了を惜しむ声や感謝の声が続出。「大奥ロス」が広がった。「Season1」最終回には、今秋オンエアされる「Season2」に出演する平賀源内役の女優・鈴木杏(35)黒木役の俳優・玉置玲央(37)青沼役のタレント・村雨辰剛(34)の3人が事前告知なしのサプライズ登場。放送をもって新キャスト発表となった。

 <※以下、ネタバレ有>

 原作は「西洋骨董洋菓子店」「きのう何食べた?」などの漫画家・よしながふみ氏が、隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に2004年8月号から21年2月号まで連載した同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描き、センセーションを巻き起こした。全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。

 過去計3度、ドラマ化&映画化されたが、今回は家光編から物語のラスト・大政奉還まで初めて映像化。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、TBS「JIN―仁―」「義母と娘のブルース」「天国と地獄~サイコな2人~」などの森下佳子氏。主題歌はシンガー・ソングライター、幾田りらが新曲「蒲公英」(たんぽぽ)を書き下ろした。

 第10話は「八代将軍吉宗・水野祐之進編」。村瀬正資(石橋蓮司)の死と同時に紛失していた没日録が、徳川吉宗(冨永愛)の手元に戻る。しかし、隠されていた衝撃の事実を知ることに。そして、将軍の座を長女・家重(三浦透子)に引き継ぎ、後世へと希望を託し…という展開。

 加納久通(貫地谷しほり)最後の出仕の日。吉宗は自分のために幼なじみ・久通が犯した“秘密”を知り、涙した。

 そして、御三の間に黒木(玉置玲央)が登場。サツマイモを広めるよう儒学者・青木昆陽に命じた吉宗を称えた。

 小石川養生所。異国の薬も奇妙な病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」に効かなかった。

 吉宗が没日録を村瀬がいた部屋に返しに行くと、いないはずの村瀬が“お出迎え”。吉宗は畳に倒れ込んだ。

 “走馬灯”に徳川家光(堀田真由)、徳川綱吉(仲里依紗)、春日局(斉藤由貴)。そして、謎の男の姿。これこそが、のちに難病撲滅に挑む青沼(村雨辰剛)だった。

 赤面疱瘡が流行し、春日局は「この国は滅びるのじゃ」と言ったが、吉宗は「滅びぬ。この国は滅びぬ」――。笑みを浮かべ、息を引き取った。

 吉宗は生前、田沼意次(當真あみ)に託していた。「この国から、赤面を駆逐してほしい。私の目の黒いうちに事を成し得るのは、難しそうじゃ。どうか、この後はそなたと家重と力を合わせ、頼む!吉宗、今生最後の願いである」――。

 「Season1」ラストシーン。旅人が山中から町と海を見下ろし「来たぞー、長崎ー!」と両腕を広げた。新進気鋭の本草学者・平賀源内(鈴木杏)だった。

 SNS上には「めっちゃ泣いた。秋まで大奥ロスか」「上様ロス」「完全に吉宗ロス」「ありがとう大奥…秋まで待てない」「キャストも脚本も演出も音楽もどれをとっても大満足で、秋のシーズン2が楽しみでたまりません!大奥チームの皆様、ありがとうございました!また秋に会いましょう!」などの声が相次いだ。

 「Season2」は「医療編」「幕末編」と銘打つ。

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