辛坊治郎氏 築地市場の観光客を定点観測「中国の爆買いは復活していない」 代わって急増の国は?

[ 2023年3月9日 18:25 ]

辛坊治郎氏
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 キャスター辛坊治郎氏(66)が9日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、東京・築地で気づいた異変について語った。

 よく築地で定点観測をしているという辛坊氏は「築地あたりのにぎわいについて語るじゃないですか?この1週間でまた一段、外国人観光客の数が全然違うレベルに達しているよ、今」と驚きをもって伝えた。

 アフターコロナで数々の規制が緩和され、ようやく外国人観光客の客足が戻っていることを実感したという。そんな中で着目したのは、観光客がどの国から来たのかだった。コロナ前は中国人の爆買い観光客が多かったが、現在の中国本土からの入国は、入国者の一部を対象にサンプル抽出検査が行われており、中国側も日本への団体旅行を解禁していない。辛坊氏は「やっぱり中国からの本土の観光客がサンプル調査でも引っかかると、そこで足止め食らうと嫌だから、怖くて来られないというので、中国本土の爆買いの人は復活していない」と分析した。

 築地市場では店頭での海産物販売などが再開されており、辛坊氏は「そこで食ってる皆さんみんな外国人で、韓国語の比率がものすごく高い」と指摘。「ちまたで言われている反日感情がそんなにひどければ、そんなにわざわざ日本に来ないだろう」と、韓国人急増の理由を読み解いた。

 辛坊氏は、元徴用工訴訟問題の解決策として、韓国政府が政府傘下の財団が肩代わりすることなどを軸とした解決策を発表したことや、韓国でアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」の観客動員数が日本映画の歴代1位になったことにも言及。「隣の国ですからね。そんなに角を突き合わせることもないので。お互いに依存度が低下しているのは、安全保障上もそんなにいい話ではない。そこそこいい関係を築いていった方がいいじゃない、という。尹(錫悦大統領)さんという人は、リスクをよく取ったよねと、私は結構肯定的に評価しています」と私見を語った。

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2023年3月9日のニュース