亀井正貴弁護士 「くら寿司」しょう油差しなめて逮捕、損害賠償は「数千万、億は難しい。数十万から…」

[ 2023年3月9日 18:22 ]

読売テレビ社屋
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 元検事の亀井正貴弁護士がが9日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演。大手回転寿司チェーン「くら寿司」の店舗で、共用のしょう油差しの注ぎ口をなめ、その様子を撮影した動画をインターネット上に投稿したなどとして、愛知県警中署が8日、威力業務妨害の疑いで、無職の男(21)ら男女3人を逮捕したと発表したことに言及した。

 捜査関係者によると、男女3人の一部は「面白いことをしなくちゃいけないと思った」と供述。容疑を認める一方、「しょうゆ差しの注ぎ口に直接口は触れていない」とも説明しているという。男は事件直後「すしを乱暴に扱ってすみませんでした。深く反省しています」と謝罪する10秒前後の動画をインターネット上に投稿していた。年明け以降、悪質ないたずら行為が各地の飲食店で相次いで発覚する中、客の逮捕は全国初とみられる。くら寿司は2月4日に被害届を提出。逮捕を受け「中署の迅速な行動に感謝する。お客さまとの信頼関係に基づく仕組みを根底から揺るがす迷惑行為が“犯罪”であるということが広く世の中に認知され、模倣犯がなくなることを切に願う」とのコメントを出した。他に逮捕されたのは住所不定、無職の男(19)と住所不詳、無職の少女(15)。

 亀井氏は「逮捕の効果は大きいと思いますよ。普通のいたずらではなくて犯罪で、まさか逮捕までと思っていないと思う」と言い、「これは損害賠償請求の対象になりますから、未成年だと親も親権者としての監督責任を問われる可能性があります」と指摘。損害賠償の金額については「営業損の利益の減少を立証できたら例えば数千万だろうが億だろうが理論的には立つんですけれども、一般的にはそれは難しいので、無形損害、慰謝料、あるいは実損で数十万から数百万という単位だろうと思いますね」と自身の見解を述べた。

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2023年3月9日のニュース