山田久志氏 中国戦前に興奮気味の石井亮次アナを制す「心配するなって。ゆったりした気持ちで見て」

[ 2023年3月9日 15:29 ]

山田久志氏
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 野球評論家で、2009年の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で投手コーチを務めた山田久志氏(74)が9日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演し、この日行われるWBC初戦の中国戦で先発する大谷翔平投手(28=エンゼルス)に太鼓判を押した。

 栗山英樹監督は、大谷を中国戦の先発に指名し、投打二刀流で出場することを明言。山田氏は「50年近くプロ野球を見てきましたけど、見たことない選手ですよ。規格外。パワーもそうだけど、すべてが備わっているってそんなにいない。投げる、打つ、走る、守る、何をやっても一流の選手って、これまでいなかった」と、大谷の異次元ぶりを称賛した。

 7日の阪神との強化試合では、片手、片膝をついて体勢を崩しながらもスタンドに運ぶ衝撃の本塁打を含む、2アーチを放った。山田氏も「我々が見ていても、あそこまで飛ぶとは思わない。私はセンターフライだと見ていたから」と驚きを隠せなかった。

 エンゼルスでは、ア・リーグMVPを獲得した一昨年に9勝(2敗)、昨年は15勝(9敗)と、投手成績も上がってきた。山田氏は「専門的なことを言えば、バックスイングがこの2、3年でがらっと変わりしたね。ストレート1本から、いろんなボールを投げられるようになって、自分なりのフォームを自分なりに考えて、完成形に入りましたね」と分析した。

 MCのフリーアナウンサー石井亮次が「中国のバッターはなかなか打つのは大変」と話すと、山田氏は「そりゃあ打てないですよ。打てないです。三振ばっかりじゃないけど、バットには当たるでしょうけども、長打とかヒットはそんな心配せんでいいんじゃないかな?」と太鼓判。さらに石井アナが「(大谷の)1回のピッチングいいわって、1回の裏で大谷さんがパカンと打って、いい流れができれば…」と興奮気味に序盤を予測すると、再び山田氏が「そんな心配するなって。全然心配いらない。ゆったりした気持ちで見て下さい」と、大船に乗った気分で制していた。

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2023年3月9日のニュース