爆問太田「ドバイで考えてました」ガーシー氏いじる 11年ぶり新作小説刊行 村上春樹氏に対抗心

[ 2023年3月9日 04:40 ]

11年ぶりの著書「笑って人類!」の刊行記念会見を行った爆笑問題の太田光
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 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(57)が8日、都内で11年ぶりとなる新作小説「笑って人類!」(幻冬舎)の刊行記念会見を行った。時事、風刺ネタを盛り込みながら毒舌全開で著書をアピールした。

 「皆さんに知らせたいことをずっとドバイで考えていました。なんとか暴露してやろうとね。そういう思いで書きました」。騒動の渦中にあるNHK党のガーシー参院議員をイジるなど、冒頭からアクセル全開で報道陣の笑いを誘った。さらに自身の政治家転身の可能性を問われると「ガーシーが選挙に受かるくらいなら、俺もいけるかな」とニヤリ。ただ「芸人になりたくてなれたので、政治家になるつもりはない」ときっぱり語った。

 作品は、架空の小国の“ダメダメ総理”が世界平和のために立ち上がる姿を描く物語。構想は6、7年前からあり、当初は自身が監督する予定だった映画の脚本として書き進めていたが、その話が流れたため内容を膨らませて小説として出版するに至った。

 文学賞への意欲については「それは評価次第」としつつ「直木賞の選考委員が誰なのかは調べています。僕は裏口入学が得意なのでね」。かつて母校の日大芸術学部に裏口入学したと週刊新潮で報じられ、裁判に発展し勝訴したことを引き合いに出しながら「ライバルは新潮社の村上春樹」と対抗心を燃やした。

 注目を集めるWBCの侍ジャパンにも触れ「やっぱり大谷(翔平)は凄いよね。あれは野球の歴史の中でも突然変異だもん」と絶賛。ただ「大谷はプロでも参考にならないから“見ない方が良い”と言われている。だから僕も見ません」と“あまのじゃく”ぶりを見せて笑いを誘った。

 著書の評価は上々で、すでに妻の太田光代氏(58)、作家の阿川佐和子氏(69)らから「面白い」と感想をもらった。一方、相方・田中裕二(58)からの反応はまだないといい「あいつは俺の本よりもWBCに夢中だからな」とぼやいていた。 (吉澤 塁)

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