藤井貴彦アナ　飲食店での迷惑行為で変わる社会に嘆き「新たなルールが生まれてさらに生きづらく」

日本テレビの藤井貴彦アナウンサー
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　日本テレビ藤井貴彦アナウンサー（51）が15日、キャスターを務める同局系「news　every.」（月～金曜後3・50）に生出演し、相次いで発覚する飲食店での迷惑行為による影響について私見を語った。

　大手回転ずしチェーン「スシロー」の店舗では、客が卓上のしょうゆ差しの注ぎ口や湯飲み茶碗をなめるなどする迷惑行為の動画が拡散され、警察では偽計業務妨害の疑いで捜査している。

　食の安全を脅かすいたずらが様々な店舗で行われて社会問題化する中、番組では衛生管理にかける店側の努力などを取材。しょうゆやはしを注文制にしたり、バイキングの食材が置かれたエリアにカメラ2台を設置したり、600万円かけて配膳ロボットを導入するなど、大きなコストをかける店舗もあった。

　一連の問題に、藤井アナは「今回こういう手を講じなければならなくなったのは、ルール破りとかマナー違反とかを楽しんでいるSNSの動画だったんですよね。困っている人はまったくおもしろくない動画なんですよ」と、行為者の心理に首をかしげた。さらに「また新たなルールが生まれることにつながって、私たちがさらに生きづらくなっていくんですよ。その人が何も想像しないでやったことで、私たちの生活が変化していく」と嘆き、「大元（おおもと）から断ってもらいたいですね」と願いを口にした。