「サブちゃんと歌仲間」27年間の歴史に幕 北島三郎「引き際は大事」

[ 2023年2月15日 05:00 ]

囲み取材に応じた北島三郎(前列)と、(左から)和田青児、松原のぶえ、山本譲二、原田悠里、北山たけし、山口ひろみ、大江裕
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 演歌歌手の北島三郎(86)がホストを務めるBSテレ東の歌番組「サブちゃんと歌仲間」(土曜前5・30)が、3月25日の放送をもって27年間の歴史に幕を下ろす。収録現場で北島本人が明らかにした。また、北島音楽事務所に属する北山たけし(48)ら弟子4人が独立し、一本立ちすることも併せて発表した。(小田切 葉月)

 北島がゲストとともに歌やトークで元気を届けてきた「サブちゃんと歌仲間」。1996年にテレビ東京でスタートし、2013年からはBSテレ東で放送されてきた。北島は取材に「寂しいけど芸道60周年を機に幕を下ろしてみようと思った。引き際は大事だと思います」と理由を明かし、朗らかに笑った。

 昨年、芸道60周年を迎え、自身が座長を務める劇場公演の開催に一区切りをつけた。体調は良く元気だが、足腰が悪く、座って歌うことが増えている。公演に続いて冠番組も終え「新曲紹介におしゃべり。とても親しみを持ってもらえる番組だったと思う。点数を付けるなら100点満点は超えてます」と胸を張った。

 「引き際」を意識している北島だが、音楽活動はまだまだ続けていく。年内に新曲(タイトル未定)を発売予定といい、原譲二名義での作曲活動も継続。今後は劇場公演だけでなく、単独コンサートも開催しない予定だが、音楽イベントや歌番組などにゲスト出演する形で歌を歌い続けていく。

 取材に同席した山本譲二(73)は「番組は終わるが、親父が終わるわけがない」と笑い飛ばす。テレビで見る機会は減っても、サブちゃんの活躍は続きそうだ。

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