三宅唱監督 5冠で文句なしの主役 「全てが挑戦だった」出演者、スタッフらに感謝

[ 2023年2月15日 05:10 ]

2022年(第77回)毎日映画コンクール表彰式 ( 2023年2月14日    東京都目黒区八雲「めぐろパーシモンホール」 )

日本映画大賞と監督賞を受賞した三宅唱監督(撮影・会津 智海) 
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 【日本映画大賞 監督賞 「ケイコ 目を澄ませて」】三宅唱監督(39)は、18年の表彰式で「きみの鳥はうたえる」で男優主演賞の柄本佑(36)らが受賞する姿を客席から見守り「うれしくて泣きそうだった」という。しかし、今年は日本映画大賞、監督賞など5冠で文句なしの主役。「こんなに緊張するものなんですね」と苦笑いしつつ喜びをかみしめた。

 小笠原恵子さんの著書「負けないで」を読み「格好いいし素敵な生き方にほれた。もっと考えてみたいと心が動いた」と監督のオファーを受諾。「今までとは全部違うことをやりたいと、全てが挑戦だった。岸井さんはもちろん、スタッフも皆がチャレンジしてくれたことで完成できた」と感謝した。

 「誤解を恐れずに言えば、賞は関係なく小笠原さんの人生を基に映画を作れたのが特別なこと」と改めて感慨に浸った。次回作「夜明けのすべて」は現在ポストプロダクション中で、来年2月の公開が決定。それでも「監督としてはまだまだ未熟なので、引き続き頑張っていきたい」と謙虚に語った。

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