辛坊治郎氏　与党は「“俺は聞いてねぇ！”っていう親父」田崎氏も「よく似たもんですね」　

辛坊治郎氏
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　キャスター辛坊治郎氏（63）が15日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「辛坊治郎ズーム　そこまで言うか！」（月～木曜後3・30）に生出演し「日銀人事の事前報道に与党側苦言」のニュースに対して持論を述べた。

　辛坊氏は「この手の話は、本当に滑稽だなと思う。これを伝えるマスコミが事前に報道してたじゃん。なんなんだよ、このニュースは！」と苦笑い。

　さらに「日銀の総裁が誰になるのか、は国民の関心事。それを与党の一部の決定権者だけが握っていて、国会に出して。今の国会は与党が衆議院も参議院も持ってますから、国会に出た段階で覆る余地はゼロ。事前に報道されることによって民的なコンセンサス、議論をして、それを国会に反映させて…。もしかすると世論の高まりによって、与党の議員も態度を変えることもありうるわけだから。事前に報道するのは、かなり意義あるものなのに、それを“報道したのは、まかりならん”って与党が言う構造は何なんだような」と述べた。

　これにゲストの政治ジャーナリスト・田崎史郎氏（72）は「与党側の論調としては“我々に一番先に知らせろ”“国会軽視”である”ということ」と述べると、辛坊氏は「それは“俺は聞いてねぇ！”っていう親父と変わんないじゃないですか！」と私見。田崎氏も「まぁ、よく似たもんですね」と同意したことに「えーっ！そうですか…。“よく似たもの”って言われちゃうと、それ以上、話にならないんですけど…」と脱力していた。

　日銀総裁のポストは、国会での同意が必要な「同意人事」でありながら、事前に報道があったことについて、与党側は「政府の情報管理が甘く、極めて遺憾だ」と苦言を呈していた。