ハイシャがショウシャ? 歯科医・長澤が雪辱の初優勝 ボディービル・オールジャパン 

[ 2022年9月19日 22:00 ]

メンズフィジーク172センチ以下級優勝の長澤秀樹
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 ボディービルの2022年オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス(スポニチ後援)が19日、神奈川・茅ケ崎市民文化会館で開催され、実力者がそろったメンズフィジーク172センチ以下級は東京の長澤秀樹(32)が初優勝を飾った。

 2連覇中の久野圭一(40)、7月のスポルテックカップ2位の増原駿(27)ら強豪がひしめく階級。昨年2位の雪辱を果たすために考えた戦略が見事にはまった。今大会はエントリーした67選手を1次と2次のピックアップ、予選で6人に絞り込み、決勝を行うという方式。試合前に自ら「飛ばしすぎ」と感じると、決勝に近づくにつれ体を大きくしていく作戦に変更。「徐々にパンプの量を増やしていきました」というように、最後は肩の丸みが最高に際立っていた。

 歯科医の仕事に影響のないようにトレーニングを続けながらつかんだ頂点。「最高です。今までで一番うれしい」と白い歯をのぞかせた。

 メンズフィジーク168センチ以下級は7月のスポルテックカップを制した神奈川の木村拳太(26)が貫禄勝ち。同180センチ超級は千葉の直野賀優(31)が昨年までの176センチ超級と合わせて大会3連覇を果たした。

 ≪マスキュラーフィジークを制したのは愛知の福原俊介≫フィジーク種目の“派生形”マスキュラーフィジークを制したのは愛知の27歳、福原俊介だ。「この新しいジャンルを皆で盛り上げたい」と表情を引き締める。サーフパンツ姿で肉体美を競うメンズフィジークの中でも特に筋肉の大きな選手に特化した種目で、16人がエントリー。大学時代はアメリカンフットボール部でトレーニングに励み、卒業後にフィジーク競技の道に入った。「今日は勝てる自信があった。世界選手権に出場できるなら、どこまで通用するか試したい」と先を見据えていた。

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