藤井王将　防衛の本格準備は「勝者決まってから」

王将戦挑戦者決定リーグ

藤井聡太王将
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　挑戦者を待ち受ける立場の藤井王将は、今リーグについて「今期も実績のある方がそろった印象があります」と総論を述べながら「初リーグ入りした服部四段が活躍できるかというのがポイントでしょうか」と、具体的な個人名も挙げた。

　服部とは奨励会時代に対戦経験があるものの、プロの公式戦ではいまだに手合がつかない。今春の叡王戦では、服部が挑戦者決定戦に進出し、出口若武五段（現六段）に惜敗。5番勝負で藤井とタイトルを争う可能性もあっただけに、気になる存在となっているようだ。

　藤井自身は10月7日開幕の竜王戦7番勝負で広瀬章人八段（35）相手の防衛戦が控えている。並行して順位戦A級、年度内6冠目に挑む棋王戦予選など、大事な戦いが切れ目なく続く。

　「挑決リーグの全21局は普段通りに棋譜をチェックする予定。本格的に準備するのは（11月下旬に）挑戦者が決まってからになるかと思います」と話した。