橋下徹氏 災害で自治体は命のリスク優先…東京メトロ運休に「これくらいは許容しなければ」

[ 2022年9月19日 17:20 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が19日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、台風14号による東京の影響についてコメントした。

 大型で非常に強い台風14号は18日、鹿児島市付近に上陸。19日には各地を暴風域に巻き込みながらゆっくりと北東へ進み、本州を縦断するとみられる。18日には、暴風域から遠く離れた東京でも大雨警報が出された。東京メトロ東西線の飯田橋駅が冠水し、一部区間で運行を見合わせるなど、都民の足にも影響が出た。

 橋下氏は、知事時代の経験も踏まえながら、自治体の優先順位の鉄則を解説。「災害対策に対しては、限られた財源で優先順位を付けていかないといけないんです。大阪でも非常に悩ましいことだったんですけど、命を守るところ、命のリスクがあるところにお金を投じる」とした。

 その上で、冠水被害に遭った駅に言及した。「確かに不便さを感じるかもしれませんけど、大阪から見ても、世界から見ても、東京のインフラ整備って世界最強クラスなんです」と評価。「不便さはあるかも分かりませんが、命のリスクがあるところは、以前に東京の利根川だった荒川だったか、決壊するかどうかのところまで水位が上昇したところがあるんですけど、そういうところにお金を投じて(いくことが必要)」と訴えた。

 東西線は復旧まで8時間を要したが、橋下氏は「こういうところは確かに不便かも分からないですけど、世界トップクラスのインフラ整備で、これくらいはちょっと許容しなければいけない範囲かなと思います」と話していた。

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