徳光和夫 安倍元首相訃報に「ショック大きくて寝られなかった」 改めて考えた「言葉が持つ力」

[ 2022年7月9日 10:34 ]

フリーアナウンサーの徳光和夫
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 フリーアナウンサー徳光和夫(81)が9日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に生出演。8日の選挙演説中の凶弾に倒れ、死亡した安倍晋三元首相を追悼した。

 番組冒頭、「まさか平和主義国の日本でこういうことで名宰相が凶弾に倒れるなんてことは思ってもいませんでした。痛烈に感じるのは銃の所持規制が徹底されていないんです、日本は。公衆の面前で蛮行が起きたということで、衝撃の大きさは年齢を問わず相当なものがあるんじゃないかと」と切り出した。

 「世界を見渡すと、自分の意にそぐわないものに対して、有無を言わさんというような暴力行為が…ロシアのウクライナ侵攻もそうだし、アメリカの度重なる乱射事件もしかり。日本もいろんな問題を抱えた国ではありますけど、銃を使用して、相手を抹殺しようというような行動は、こういう言い方は正しいかどうかわかりませんけども、反社会勢力を除けば起こらない国だと我々は信じていたと思うんですよ。でも今回、安倍さんという国を代表する政治家が銃で命を奪われたことに関して、しかも私たちの目の前で行われたことで、認識を改めなければいけないと思った方もいらっしゃるんと思います」と述べた。

 「許されるべきではない蛮行、暴挙なんですけど、これに対してどうすればいいかと。われわれはしゃべって相手に伝えることを生業にしてるわけで、言えるのは、やはりいかに時間がかかろうとも言葉ですよ。言葉で相手の人の心を動かしたり、やがて世の中を動かす力を持てるっていうのは言葉しかないと改めて思った。言葉が持つ力っていうのを信じて、僭越でございますけれど、皆さんの前で話している。それこそが私たちが暮らす社会、かたい言い方をしますと民主主義を維持するための一助になるんじゃないかなと」と言葉の大切さを強調。

 「昨日はショックも大きくて寝られなかったんですよ。それで今のようなことを考えていた。僕らの使命として、いかに言葉、言霊を大切にして相手に話しかけるか。相手と互いに向き合って話し合うか。どんなことが起ころうとも、っていうことを思いましたね」と語った。

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2022年7月9日のニュース