藤井2冠 稲葉八段と王将戦2次予選決勝、直近6月には連勝記録止められる

[ 2021年8月16日 05:30 ]

藤井聡太2冠
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 藤井聡太2冠(19)=王位、棋聖=が16日、大阪・関西将棋会館で第71期ALSOK杯王将戦(スポニチ主催)の2次予選決勝に臨む。稲葉陽八段(33)に勝てば前期、陥落した挑戦者決定リーグへ3期連続参戦する。

 対戦成績は藤井の3勝2敗。ただ、直近の6月、B級1組順位戦では敗れ、順位戦での連勝記録が歴代2位の22で止まった。現在、王位戦7番勝負、叡王戦5番勝負を戦う藤井は、共に豊島将之竜王(31)=叡王との2冠=を相手に2勝1敗。その最中の負けの許されないトーナメント最終戦、4年前の名人挑戦者という強敵を迎えることになった。

 本紙観戦記者の関口武史氏は戦型予想を角換わりとし「稲葉八段は相当絞り込んできているはず。準備のアドバンテージは稲葉八段にある」とする。タイトル戦だけで7月4局、今月5局の藤井の過密日程。藤井としては3時間の持ち時間を一方的に削られる展開は避けたいところだ。

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2021年8月16日のニュース