藤井2冠 18、19日の王位戦第4局の会場が変更。佐賀県嬉野市への記録的大雨の影響で

[ 2021年8月16日 15:43 ]

藤井聡太2冠
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 佐賀県嬉野市で18、19日に開催予定だった第62期王位戦7番勝負第4局が大阪・関西将棋会館へ16日、変更になった。主催する日本将棋連盟によれば、「九州北部地域での記録的な大雨による避難指示の発令状況を鑑み」決断した。

 7番勝負は第3局を終え、藤井聡太2冠(19)=王位、棋聖=が挑戦者・豊島将之竜王(31)=叡王との2冠=を2勝1敗でリード。第4局で、初防衛へ王手をかける可能性があった。

 新型コロナウイルスの感染拡大で昨年の棋聖戦は全4局が東西の将棋会館などで実施されたが、自然災害による変更は異例。第4局の会場に予定された同市「和多屋別荘」は隣接する塩田川が増水し、建物のガラス1枚が割れて大浴場が浸水した。ただ、対局場は無事で当初は開催へ前向きな姿勢だったが、天候の回復が依然見込めないこともあり決断した。

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