内村航平の母・周子さん その瞬間、座り込み…「あの子が成長した姿を見せてくれた」 「深イイ話」で密着

[ 2021年8月16日 22:45 ]

東京五輪の体操日本代表・内村航平(撮影・北條 貴史)
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 東京五輪体操男子日本代表・内村航平(32=ジョイカル)の母、周子さんが16日放送の日本テレビ「しゃべくり×深イイ合体SP」(後9・00)にVTR出演。種目別の鉄棒で予選敗退した息子について「五輪に出られただけでも良かった」「あの子が成長した姿を見せてくれた」と目を細めた。

 今回は長崎・諫早市で体操教室を開き、子どもたちの心理を大学院で学ぶ一面を持つ周子さんに密着した映像が流された。五輪前に「彼が満足のいく演技が一番いいんですよ、それだけなんです、私」と語っていた周子さん。7月24日、種目別鉄棒に絞って出場した内村の演技をテレビで観戦した。「航平ガンバ」と書かれた旗を手に、立ち上がって見守っていたが、内村は中盤のひねり技で落下。その瞬間、周子さんは座り込み言葉を失った。

 演技を再開した息子を見て立ち上がり「ガンバ、頑張れ、頑張れ」と、うなずく。着地を決めると拍手を送り、「仕方がない仕方がない。応援ありがとうございました。仕方がないよ、それが運命ってもんだ。決勝に行ってたらケガしてたかもしれない。五輪に出られただけでも良かった」と話した。

 敗退後も後輩たちにアドバイスを送る内村に、「あの子が成長した姿を見せてくれたなって。周りに気遣いの言葉を言ってくれたこと自体が…。自分の悔しさとか悲しさではないことを言ってくれたのが、うれしかった」と称えた。

 その翌日、自宅の階段をかけ降り、子どもたちの体操の指導にあたる周子さんの姿が。スタッフに「(内村と)連絡は取り合っていない?」と聞かれ、「取らないです、しばらく。ダメだった時って声かけられたくないですよ、何か急用があったら、あちらから連絡があるでしょうし。黙っていてあげる愛もあるのかな」と、思いやった。内村の今後に思いを馳せ、「いろんな夢を見ていいんじゃないかな」とし、「何かしら突き進んでいく夢を持っていいし、人生って楽しいじゃないですか」と、笑った。

 密着中、常に明るいキャラクターで周囲を和ませていた周子さん。「生まれてくる時って瞬間って泣いて生まれてくるゃないですか、死ぬ時は笑って死にたいんですよ。ずっと笑っていたいんですよね。私が泣いたら主人が泣きます。主人の前ではずっと笑っていたい」と話していた。

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2021年8月16日のニュース