卓球女子団体銀、美宇 地元山梨の美容室・土橋さん「リオ経験して大人になった」

[ 2021年8月6日 05:30 ]

リオ五輪から帰国直後に来店した際の平野(左)と土橋歩さん
Photo By 提供写真

 東京五輪第14日の5日、卓球女子団体の決勝戦が行われ、日本は中国に敗れ、銀メダルとなった。石川佳純(28)、伊藤美誠(20)、平野美宇(21)の“3人娘”のゆかりの人々から健闘を称える声が上がった。

 平野の地元、山梨県中央市の美容室「DEPARTURE」のオーナー土橋歩さん(51)は「リオ五輪の後、凄く大人になったと思う」と精神面での成長に目を細めた。

 店舗は実家から程近くにあり、平野は小学6年生から来店。東京に練習拠点を移した後も帰省するとトリートメントや縮毛矯正などをしに来ており、我が子のように成長を見守ってきた。

 中でも最も成長を感じたのがリオ五輪からの帰国直後。それまではスタッフから話し掛けることが多かったが、この日は平野から積極的に会話。「一緒に写真撮りますか?」と自分から提案するなど、周囲への気配りが以前より増した。

 平野はリオ五輪にはサポートメンバーとして帯同。自身も「佳純さんが今ボール欲しいのかなとか、相手の気持ちをより考えるようになった」と母親に語っていたという。

 「精神面の成長も、より強くなった一因だと思う」としみじみ。決勝戦を観戦し「悔しいけれど、良い試合だった。コロナ禍の中、元気をもらった」と感涙。今度帰省した際には「またゆっくりしに来店してほしい」と語った。

 《都内の振り袖専門店も祝福》今年成人式を迎えた平野の晴れ姿を撮影した振り袖専門店「オンディーヌ」池袋店店長・地崎祥美さん(25)も卓球女子の快挙を受け「制限があった中だと思いますが、いろんな努力をされていたと思います。本当におめでとうございます!」と祝福した。オシャレが大好きな平野は白地に赤の華やかなものと、青地に白の爽やかな振り袖を実際に着比べ、髪飾りやネイルチップに至るまで1時間かけて自分で選んだという。「明るくて気さくな子。もしまた来ていただけたら、メダルを持った振り袖の写真を撮りたいです」と歓迎した。

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