爆笑問題　白髪に白ヒゲ、46歳おじさんスケボー選手カッコ良かった

＜東京五輪スケートボード男子パーク予選＞年齢を感じさせないトリックを見せるダラス・オーバーホルツァー（撮影・北條　貴史）
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　【特別編集長・爆笑問題の五輪で笑おうぜ!!　5日】スポニチの東京五輪・パラリンピック特別編集長「爆笑問題」による連載企画「五輪で笑おうぜ！！」。スケートボード男子パークには、冬季五輪スノーボード・ハーフパイプの銀メダリスト、平野歩夢（22）が出場。夏冬両大会への二刀流出場を果たしました。この種目に登場したちょっと太めの中年選手に注目しました。

　田中　今日（5日）は二刀流に感動したよ。スケートボードの男子パークに平野歩夢選手が出場したんだ。冬季大会ではスノーボード・ハーフパイプで2大会連続銀メダル。今回は14位で表彰台には届かなかったけど、異種目で二刀流を成し遂げてすごいよね。

　太田　俺だって、漫才やって、小説も出版してるし…。映画監督もやってるから三刀流だな。

　田中　何を張り合ってんだよ！平野選手は幼い頃からスケートボードをやっていたとはいえ、本格的に東京五輪を目指したのは18年の平昌五輪の後。ブランクもあったし、冬はスノーボードの練習も続けていたから大変だったと思うよ。

　太田　来年は北京で冬季五輪があるから、すぐに切り替えてまたスノーボードの練習をするわけだ。次こそは金メダルを獲得してもらいたいね。

　田中　三度目の正直に注目だね。野球の大谷翔平選手もメジャーリーグでいろんな苦労を経験しながら、今年大きく飛躍している。平野選手は22歳だし、五輪の舞台での活躍をまだまだ見られそうだよね。そういえば、日本人で夏冬両大会出場を果たしたのは、橋本聖子さんら5人しかいないんだって。

　太田　へえ～。これはぜひ、橋本さんから平野選手に祝福のキスをしてもらいたいね。

　田中　やめろって！同じスケートボードで注目されたのが「南アフリカの英雄」と呼ばれる46歳のダラス・オーバーホルツァー選手。今大会の目標はメダルじゃなくて「心臓発作を起こさずに大会を楽しむこと」だったんだって。

　太田　46歳で10代の若者たちと張り合うなんて凄いよな。まさにレジェンドだ。

　田中　結果は最下位だったけど、白髪に白ヒゲで滑る姿はカッコ良かった。「イケオジ」「めちゃ渋い」とSNSでも大きな話題になったし、難度の高い技に挑戦して、失敗しても諦めない姿が世界中のおじさんに感動を与えたみたい。

　太田　レジェンドといえば、飛び込みの寺内健選手。40歳で今回が6度目の五輪出場だったね。板飛び込みの決勝を終えた時、各国の選手や関係者が拍手を送っていたのは感動的なシーンだったよ。

　田中　年を重ねても一生懸命に取り組む姿には勇気をもらうよ。

　太田　ボクシングでもおじさんが怒ってたね。男子フライ級の準決勝で田中亮明選手がフィリピンの選手に判定で敗れたんだけど、山根明会長が「フィリピン判定だ！」って腹立ててたよ。

　田中　「奈良判定」じゃねえんだよ！とっくに会長辞めてるよ！