二木芳人氏 コロナ感染拡大の要素の1つ「政府が安心させるようなメッセージばかり出していたので」

[ 2021年8月6日 10:00 ]

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 昭和大医学部の二木芳人客員教授(感染症学)が6日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルスの感染拡大について言及した。

 東京都で5日に新型コロナウイルスの感染者が新たに5042人報告され、4日の4166人を超えて2日連続で過去最多を更新し、初の5000人台に上った。首都圏は神奈川県1846人、埼玉県1235人、千葉県942人が全て過去最多となり、爆発的な感染拡大の傾向が続いている。

 二木氏は「まだ当分は感染者数が下がっていくという要素はありません」と指摘。急激に感染が拡大した要素は3つあると言い、感染力が強いデルタ株と人々の動きが止まらないことと「もう1つは政府がいろいろとメッセージを出してこられたんですが、それがちょっと国民には間違ってといいますか、矛盾したメッセージになったり伝わらなかったり、あるいは“ワクチンがあるから大丈夫だ”とか“重症化は多くないから大丈夫だ”とか、少し安心させるようなメッセージばかり出してこられていたので、ここになって急激にこの対応にかなり混乱が出ているんじゃないでしょうか」と自身の見解を述べた。

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2021年8月6日のニュース