「おかえりモネ」菅波先生にもトラウマ?「ある人の人生を…」衝撃告白にネット「今度はモネが支えに」

[ 2021年8月6日 08:55 ]

連続テレビ小説「おかえりモネ」第60話。自身の過去について打ち明ける菅波(坂口健太郎)(C)NHK
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 女優の清原果耶(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は5日、第60話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

 第60話は、百音(清原)は100パーセント自分のためと言い切って車いすマラソンの練習に臨む鮫島(菅原小春)の姿に心動かされる一方、「人の役に立ちたい」という目標について、さらに思い悩む。鮫島のサポートには医師の力も必要になり、百音は思い切って菅波(坂口健太郎)に依頼。洗濯のついでに汐見湯を訪れた菅波に、百音は以前に言われた“ある事”について、その真意を聞く…という展開。

 この“ある事”とは、百音が登米の森林組合で林間学校の小学生を山に引率し、低体温症になった圭輔君(阿久津慶人)を救った際、菅波から掛けられた言葉。「ダメですよ、真に受けちゃ。『あなたのおかげで助かりました』っていう、あの言葉は麻薬です」(第10話、5月28日)。百音は先日、台風情報が気仙沼の船を被害から守り、龍己(藤竜也)に感謝された。「でも、その時に、先生に言われた言葉を思い出して。あれって、どういう意味だったんでしょう」

 菅波は「気持ちいいでしょう?単純に。すべて不安やの疲れが吹き飛ぶ。自分が誰かの役に立った、自分には価値がある。そう思わせてくれる。永浦さんもそう思えたから、うれしかったんでしょ?自分が無力かもしれないと思っている人間にとって、これ以上の快楽はない。脳が言われた時の幸福を強烈に覚えてしまう。麻薬以外の何物でもない。そして、また言われたいと突っ走ってしまう。その結果、周りが見えなくなる。行き着く先は、全部自分のためだ。そうやって僕は、ある人の人生を奪いました」――。

 朝岡(西島秀俊)の大学駅伝棄権(第59話、8月5日)に続き、菅波が衝撃告白。菅波にもトラウマがあるのか。SNS上には「菅波先生の心の傷は思った以上に深いかも」「菅波先生のあの言葉の意味、覚悟はしてたけど、重い」「菅波先生が『人の人生を奪った』って思いながら生きてるの、なかなかにつらい。今度はモネが菅波先生の支えになってほしい」「呪縛されている菅波を、今度は百音が解き放ってあげる番になるのかな」「菅波先生の抱えている心の傷はどんなのか、気になるし、少しでもモネちゃんに話して癒えるといいなと思った今日のおかえりモネ」などの声が相次いだ。

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2021年8月6日のニュース