田原俊彦 新聞配達、ぶどう園の手伝い…幼少期の苦しい生活振り返る「おふくろに楽させたい」

[ 2021年3月2日 15:31 ]

歌手でタレントの田原俊彦
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 歌手の田原俊彦(60)が2日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。母への思いを語り、苦しかった幼少期の生活を振り返った。

 現在89歳になるという母は山梨県甲府市に住んでいるとし、「毎年コンサートもディナーショーも見に来てくれる。僕は毎年親父の墓参りくらいしか帰ったりしないんですけど、たまに甲府でコンサートがあるときには親戚一同で見に来てくれたりとか。元気でいてくれることが僕の一番の願いでもありますし。今でも自分の足で歩いて元気にしてくれているんで」と目を細めた。

 父は田原が小学校に上がってすぐに亡くなり、一家は神奈川県横須賀市から甲府に引っ越した。姉2人と妹1人の4人きょうだいで、母は農協で事務をする傍ら、夜にはアルバイトをして家族を養っていたとし、「親父がなくなっておふくろは本当に苦労したと思います。現に僕はおふくろのがんばりを見ていたんで、おふくろに楽させたいというのはありました」と振り返った。

 当初姉2人は父の実家に預けられるなど、「生活は厳しかったですね」といい、田原も「親戚の家のぶどう園の手伝いを夏休みとかにやったりとか、新聞配達したりとか」と働いていたという。自転車での新聞配達は「寒いんですよ甲府が。盆地ですから。朝晩冷えるんできつかったですけどね。田舎なんで一軒一軒が離れているんですよ。都会みたいに続いて配れないから。畑があったりして犬に追いかけられたりとか。大変な目にあったりなんかしたけど、慣れればどうってことなかったですけど」と語った。そんな母のために芸能界で活躍するようになると父の墓を、26歳の時には家を建てたとした。

 母の性格については「めっちゃ明るいですね」と田原。「僕がこうやって元気でいられるのもそうなんですけど、きょうだいもみな健康に暮らしてますし、おふくろの楽天的な、いつも笑顔で大笑いして、そのDNAが僕にだいぶ入っているので感謝です」としみじみと話した。

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2021年3月2日のニュース