「青天を衝け」祭り中止、お代官の要求、休まず労働に コロナ禍の現代とリンクさせる声相次ぐ

[ 2021年2月21日 20:45 ]

「青天を衝け」第2話のワンシーン(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜後8・00)の第2話「栄一、踊る」が21日に放送された。

 渋沢栄一の故郷、武蔵国血洗島村では藍の刈り入れ後、今年1年の五穀豊穣と悪疫退散を願う村祭りが行われる。しかし、岡部藩代官・利根吉春(酒向芳)から6月の吉日の前後10日に「岡部藩の若殿さまの御乗り出しが決まった」と伝えられ、村から人手と御用金が必要だと迫られた。

 渋沢市郎右衛門(小林薫)は6月吉日は1年で1番人手が足りない時期だと伝え、人手の数を減らしていただきたいとお願い。すると利根吉春は「不服と申すか」と激昂。渋沢市郎右衛門は頭を下げて要求を受け入れるしかなかった。

 その光景を見た幼少期の渋沢栄一(小林優仁)は「なんなん。なんでとっさまが…」と受け入れられなかった。母親の渋沢ゑい(和久井映見)から「これは大人の話しなんだから、何も言っちゃいけないよ」となだめられた。だが、渋沢栄一は井戸に向かって「承服できん。承服できっこないに」と怒りは収まらなかったが、無情にも祭りの中止が決定した。

 そして村の男たちはお代官の命により昼は労役で土木作業、日が暮れて村に帰ると、夜遅くまで藍の刈り取りと働きづめとなった。

 この場面にネットでは「コロナ禍での行事中止とリンクするような…」「祭り中止!現実といっしょや」「コロナ禍に通じる」「今、とリンクした内容だな」「昔から理不尽なことが起きても何もできないんだなぁ」「パワハラだ!!!」「ブラックすぎる」「過労死するぞみんな」「からだ壊すよ」など現代とリンクさせる声が相次ぎ、反響を呼んだ。

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2021年2月21日のニュース