ワッキー「1週間ずっと吐いて…」 過酷闘病生活の支えはチョコプラ動画&もう中のオリジナル曲

[ 2021年2月21日 12:23 ]

中咽頭がんの闘病について語るワッキー(撮影・篠原 岳夫)
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 中咽頭がんから復帰したお笑いコンビ「ペナルティ」のワッキー(48)が21日、フジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。つらい闘病生活の支えとなったものを明かした。

 ワッキーは昨年の4月上旬、首にしこりのようなものを感じ、病院で検査を繰り返した結果、中咽頭がんが発覚。外科手術はせず、放射線化学療法で治療へ。治療は順調に進み、昨年の8月に退院。14日に更新されたYouTubeチャンネルでの動画でヒデと涙の対面。10カ月ぶりに復帰を果たした。

 2カ月間の入院生活について「僕の治療は放射線化学療法で放射線と抗がん剤。めちゃめちゃ気持ち悪くなるんです。1週間ずっと吐いてってこともある。それがきつかったですね。それと、コロナ禍なので誰も会いに来てくれないから、1人で2カ月ずっとっていうのはきつかったですね。個人差があるみたいなので、僕と同じ治療していてもそういうふうにならない人もいるし、僕は相性がすごく悪かったみたいで」と回顧した。

 そんなつらかった入院生活では「めちゃくちゃキツイ時って人間どうなるか。僕の場合は笑いたくなったんです」とワッキー。「なぜかチョコプラを動画見てました。後輩のもう中(学生)にLINEを打って、オリジナルの曲を何か作ってくれっていうと、すぐ作ってくれるんです」と後輩の“笑い”に感謝した。

 退院から復帰まではさらに半年かかった。「(もっと早く復帰できると)思ってました」とも告白。退院後も、食べ物を喉に通せないため、胃に管を通し栄養を注入する「胃ろう」を続けた。「胃ろうで栄養剤を入れるのを、退院してから2カ月ぐらい続きましたね。僕は本当に相性が悪かったみたいで、唾液が全然出なくっているんです。今でも4割ぐらいしか出ていない。今、話していても口の中がカピカピになっているんです。退院してからの2カ月がきつかったですね」と語った。


 ワッキーは当初、「ステージ1」と公表していたが、首に2カ所転移していたことを17日付のスポニチ本誌のインタビューで告白している。

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2021年2月21日のニュース