「天国と地獄」怒涛のラスト3分「Φ」の謎判明もネット混乱「考察すらできない」新展開「東朔也」とは?

[ 2021年2月21日 22:00 ]

日曜劇場「天国と地獄~サイコな2人~」第6話。陸(柄本佑)が入手した漫画「暗闇の清掃人Φ」(C)TBS
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 女優の綾瀬はるか(35)が主演を務めるTBS日曜劇場「天国と地獄~サイコな2人~」(日曜後9・00)は21日、第6話が放送され、歩道橋の壁に落書きされた数字や猟奇殺人事件の被害者の手に書かれた文字「Φ(ファイ)」の謎が一部、明らかになった。

 <※以下、ネタバレ有>

 鹿児島・奄美大島に伝わる「月と太陽の伝説」かのごとく、刑事と殺人鬼の魂が入れ替わる究極の“スイッチエンターテインメント”。脚本はNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」などで知られる森下佳子氏(49)が手掛けるオリジナルストーリー。

 第3話(1月31日)。夜、入れ替わりの舞台となった歩道橋の壁に書かれた赤の落書き「4」を見つけた彩子(魂・日高、綾瀬)は目を見開き「4(し)。そうですか。終わりじゃなかったんですか」と謎のつぶやき。陸(柄本佑)は便利屋への依頼が入り、「4」の落書きをゴシゴシ消した。

 第4話(2月7日)。自宅で入浴中の彩子(魂・日高、綾瀬)はスマートフォンでリストを見ながら「田所仁志(第1の被害者)は『2』、四方忠良(第2の被害者)の『4』。次は何番ですかねぇ」と曇ったガラスに指で数字を書いた。

 田所殺害と同一犯とみられる3年前の未解決殺人事件の被害者は一ノ瀬正造。インターネット上には早い段階から「名前に含まれる数字が事件に関係している」という考察があり、彩子の後輩刑事・八巻(溝端淳平)や陸(6)も危ないと心配の声が上がっていた。

 そして迎えた第6話。「歩道橋で待っています」と書かれたラブレターのような日高への手紙の差出人が今回の事件の手掛かりになると読んだ日高(魂・彩子、高橋一生)は、歩道橋を八巻と張り込み。すると、若い男(上杉柊平)が現れ、赤のスプレーで壁に「9」と落書き。若い男は前夜、池袋西口のガード下で「40代ぐらいのおっさん」に「日が落ちるまでに、ここに赤で『9』って書いてくれ」と頼まれた。

 夜になり、日高のコインロッカーを見つけた陸からリストを入手したと電話。陸はリストと一緒に入っていた漫画「暗闇の清掃人Φ」について「オレもザッと見ただけなんだけど、主人公は清掃会社に勤める『Φ(ファイ)』っていう青年なんだけどさ。そいつが『ミスターX』からの指令を受けて、法では裁けない悪いヤツらを殺していくんだけど、この『ミスターX』からの指令がさ、数字で来ているんだよ。どういう事件かは知らないけど、これって何か関係ない?」。日高(魂・彩子、高橋)は「陸、愛してる。ありがとう、陸。超愛してる」と感謝した。

 日高(魂・彩子、高橋)と八巻は、陸から送られたリストの中に「久(9)米正彦」の名前を見つけ、久米の自宅に急行。彩子(魂・日高、綾瀬)も久米邸に忍び込んでいた。

 朝になり、日高(魂・彩子、高橋)は彩子(魂・日高、綾瀬)を捕まえ損ねたものの、久米夫妻が殺されずに済み、安堵。そして陸のところに再び、歩道橋の落書きを消す依頼が舞い込む。

 陸は日高(魂・彩子、高橋)の部屋を訪れ「実はね、2カ月前から今回で3回目なんだよね、この依頼。1件目は田所さんが殺された日の深夜、2件目は四方さんが殺された日の深夜。で、今日そこ行ってみたら、日高(綾瀬)がそれ(「9」の落書き)見ていたんだよね」。依頼人の名前は「クウシュウゴウ」。つまり「空集合(Φ)」だった――。

 しかし、ラスト3分は怒涛の急展開。河原(北村一輝)が一ノ瀬の情報を買った人物「クウシュウゴウ」=「十和田元」にたどり着いたものの、十和田は自殺。そして、以前、奄美大島を訪れた日高が名乗った名前、十和田の遺品の漫画を持ち帰った人物、彩子(魂・日高、綾瀬)が死亡届を検索した名前として、新たに「東(あずま)朔也」が浮上。謎は深まった。

 SNS上には「アカン、もう大混乱」「考察してもしても、毎週訳分かんなくなる。面白かったぁ」「頭パンパン!(笑)せっかく考察してたのに、また新たな謎がたくさん出てきた!」「考察すらできない。次から次へと新しい人が出てきて展開が読めなくて。でも面白い!」「いろいろ謎すぎるけど、脚本家・森下佳子の掌の上で転がされて楽しい」などの声が続出。

 「朔=新月か」「やはり、元の日高も誰かの入れ替わり?」「東朔也の名前を聞いた時の陸の表情が!?陸が改めて怪しい」「東が出たらなら、西も来ると思うんだよ」「彩子(魂・日高)は何故、警備会社社長夫妻を手に掛けなかったのだろうか。何等かの躊躇があることは間違いない。おそらく日高の過去に、老夫婦に重なる部分があると思われる」などの考察もあった。
 

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