【来週のおちょやん】第8週 千代、またもテルヲに裏切られ意気消沈 小暮のプロポーズに整理つかず…

[ 2021年1月23日 13:00 ]

連続テレビ小説「おちょやん」第8週は「あんたにうちの何がわかんねん!」。鶴亀撮影所の休憩場所にて。千代(杉咲花・左)にあることをお願いするテルヲ(トータス松本)(C)NHK
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は25日から第8週に入る。

 朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

 主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(49)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。

 第8週(1月25日~1月29日)は「あんたにうちの何がわかんねん!」。

 千代(杉咲)が撮影所に来て3年が経った。千代は中堅女優としてどうにか頑張っていたが、不景気でまわりの女優は次々にクビになっていた。そんなとき、父テルヲ(トータス松本)が突然、訪ねてくる。テルヲは相変わらず調子のいいことを言い、撮影所の現場にもやってきた。また、社長の鶴蔵(中村鴈治郎)には千代を主役にしろ、と言うなど相変わらず無茶なことばかりしていた。テルヲは改心して今は真面目に働いていると言っていたが、すべて嘘だった。千代の部屋から通帳と印鑑を持ち出そうとしたところを見つかり、テルヲが借金まみれの生活をしていることがわかる。千代は呆れ果て、すべての持ち金をテルヲに渡し、もう二度と会いに来るなと言い放つ。またしても父に裏切られた千代は、この日を境にやる気を失い、撮影所にも行かなくなる。一方、助監督の小暮(若葉竜也)は、最後の挑戦と思って書いた脚本が不採用となり、監督への道をあきらめ、実家に帰ろうとしていた。小暮は千代にプロポーズし、一緒に実家で暮らさないかと言う。しかし、うれしいはずなのに、千代の気持ちはなぜか沈んでいく。そんな千代の前に、またしても天海一平(成田凌)が現れる。

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