ふかわりょう 鶴瓶への熱い思い「年を重ねるほどにリスペクトが強くなる」

[ 2020年11月18日 11:31 ]

タレントのふかわりょう
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 タレントのふかわりょう(46)が17日深夜放送のテレビ東京系「チマタの噺」(火曜深夜0・12)に出演。番組MCの笑福亭鶴瓶(68)に対する思いを明かした。

 ふかわと鶴瓶の出会いは、鶴瓶の冠バラエティー番組「大笑福亭鶴びん」(TBS、1996年)での共演。当時のふかわの印象について、鶴瓶は「すごいおもろい人出てきたなって印象」と振り返った。その後、フジテレビの「笑っていいとも!」などでも共演し、親交を深めた。

 「デビュー当時から師匠への目線が変わってきて」とふかわ。「当初は視聴者として鶴瓶さんを見ていた感じで、あまりリスペクトってなかったんです」とぶっちゃけ。複雑な表情を浮かべる鶴瓶に、あくまでも“今よりは”という意味であると強調しつつ、「いわゆるテレビに出ている人であり、師匠であり、面白い、おしゃべりの上手な人って感じで見ていた」と説明。「そのあと、番組だったり、いいともだったりで接する機会は増えていくと、徐々にすごさを感じ始めたというか」とした。

 鶴瓶は「今の子は上手い子が多い。しゃべりも」と投げかけると、ふかわは「上手いかどうかじゃないんです、師匠の場合。上手い、下手とかお笑いのセンスじゃない」とキッパリ。「もちろん、それがないってわけじゃなくて、それはもちろん兼ね備えてはいるんですけど」としたうえで、ふかわが遭遇した鶴瓶の行動を明かした。

 青山円形劇場で行われていた鶴瓶の公演「鶴瓶噺」での出来事。観劇したふかわは「本番5分前にロビーでお客さんと談笑してましたよね?ああいう光景はちょっと理解できなかった。なんで本番5分前に楽屋でもなく、ロビーで、しかも、これから客席で楽しむはずのお客さんの一部と談笑しちゃっている」とその行動に首をひねった。

 さらに、食事に連れていってもらった時のエピソードも披露。ある時、鶴瓶はポケットからくしゃくしゃの紙を取り出すと、その紙を広げてメモを取り、再びくしゃくしゃにしてしまってしまったという。ふかわはその行動に「もし、私だったら、舞台直前まで『これ話そう』『これも話そう』ってずっとメモ帳に向かう時間だと思うんです。師匠はその大事なメモ帳を捨てるじゃないですか。捨てる勇気というか…」とびっくり。鶴瓶もその行動を認め、「書いてしまって、これで決めようってなると、チマチマしてまうねん。書くことは書くけど、全部捨てるって大事や」と真意を明かした。

 ふかわは「そういう師匠のこだわりは20代の時にはわからない。単なる愉快な人っていうのが、リスペクトの眼差しになってしまって」と思いが変化したといい、出会いのことを覚えていた鶴瓶にも思わず「今、やばいです。涙腺のほうがヤバいです」と感激。「師匠とタモリさんは年を重ねるほどにリスペクトが強くなる」と続けた。

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2020年11月18日のニュース