豊島竜王、痛い一敗も前向く「最終局は気を取り直して頑張りたい」

[ 2020年11月18日 05:30 ]

第70期王将戦挑戦者決定リーグ

先手の永瀬拓矢王座(右)が盤上に手を伸ばす。(左は豊島将之竜王)
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 将棋の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負で渡辺明王将(36)=名人、棋王含め3冠=の対戦相手を決める挑戦者決定リーグは17日、東京都渋谷区の将棋会館で2局を行った。4戦全勝対決となった豊島将之竜王(30)=叡王との2冠=―永瀬拓矢王座(28)戦は永瀬が169手で勝ち、単独首位に。

 敗れた豊島が悔やんだのが永瀬の77手目▲4四角の王手に対する応接だった。「長考したんですが(59分)互角という気もしながら、その手が考えても見つからなかった。勝ちづらい展開でした」。開幕以来、順調に4連勝と白星を重ねながら痛い一敗で自力での挑戦権獲得がなくなり「最終局は気を取り直して頑張りたい」と話した。

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