YOASOBI 音楽の広がり方に前田裕二氏が興味「1億回も回っているMV、知らない人も」

[ 2020年11月18日 18:48 ]

「ananAWARD」授賞式にVTR出演したYOASOBIの(左から)Ayase、ikura
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 人気音楽ユニット「YOASOBI」が18日、都内で行われた「ananAWARD」の授賞式で、「ananAWARD2020トレンドカルチャー」を受賞した。

 コンポーザーのAyase(26)、ボーカルikura(20)によるユニットで、コンセプトは「小説を音楽にするユニット」。昨年末に配信された「夜に駆ける」は、ミュージックビデオがYouTubeで1億回を超える再生数を記録した。またCD販売に頼らず、配信やネットから広がった音楽としても話題になった。

 この日は都合により欠席したが、受賞を受けて2人が動画でコメントを寄せた。Ayaseは「怒とうの1年でした」と振り返り、「振り落とされないように付いていく2020年だったので、2021年は自分たちから発信していくということを広げていけたら」と決意を語った。ikuraも「新しい挑戦もいろいろしていきたい」と意欲を見せた。

 同じく「トレンドカルチャー」を受賞した「SHOWROOM」社長の前田裕二氏(33)は、壇上で注目している文化に聞かれ、「今日は『YOASOBI』はいらっしゃらないけど、ネットアーティストですね。おもしろい現象で、分断化が起きている。1億回も回っているMVに、知らない人もいるという状況」と興味津々の様子だった。

 現代の死生観を問うような歌でもあり、前田氏は「『夜に駆ける』という歌だと、『タナトスの誘惑』という(小説の)ストーリーが裏側にあって、死をテーマにしている。死をテーマにした歌が1億回も回る日本って、みんな思うところがあるんだろうなと考えるのが一番好き。生死というか、死生観が」と分析した。

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