22年大河「鎌倉殿の13人」宮澤エマ 朝ドラに続き大河初出演「衝撃」「一番喜ぶのは亡き祖父母」

[ 2020年11月18日 15:01 ]

2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に阿波局役で出演する宮澤エマ。大河ドラマ初出演となる(C)NHK
Photo By 提供写真

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏(59)が脚本を手掛け、俳優の小栗旬(37)が主演を務める2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の新キャストが18日、番組公式ツイッターで発表され、女優の宮澤エマ(31)の大河ドラマ初出演が決まった。主人公・北条義時の妹・阿波局(あわのつぼね)を演じる。三谷氏自らが動画で官房長官の記者会見風に発表し、16日から5日間連続で総勢24人の第1次出演者を発表する異例スタイルの3日目。13人目に名を連ねた。宮澤は11月30日スタートの次期連続テレビ小説「おちょやん」にヒロインの新しい母親役で朝ドラ初出演。情報番組のコメンテーターやミュージカル女優として活躍してきたが、朝ドラ&大河初出演により映像の世界でも一気にブレイクしそうだ。

 大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府の第2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗は大河初主演に挑む。

 大河ドラマ初出演について、宮澤喜一元首相の孫の宮澤は「私が子どもの頃、毎週日曜日に祖父母の家に行くと、7時のニュース、『ダーウィンが来た』、そして大河ドラマという流れの中でよく食卓を囲んでいました。今回、大河ドラマに出演させていただけることを一番喜んでくれているのは亡き祖父母ではないかと思います」と心境。

 演じるのは義時の妹・阿波局。成り上がる北条家の冷静な皮肉家。「伊豆の素朴な武家の娘として生まれ育った娘が、鎌倉幕府の政局を揺るがすほどの影響力のある『阿波局』になるには、混沌とした勢力争いの中を生き抜いていく北条家ならではのたくましさがあるのかな、と想像しています。三谷さんには『阿波局の人生を思い切り明るく演じてほしい』と言われました。長い時間をかけて1人の人物を演じさせていただける喜びを胸に、明るく、たくましく生きる阿波局を『歴史上の人物』を超えて愛されるよう、精いっぱい演じたいと思っています」と腕をまくる。

 三谷作品出演は4作目。「初めて出演した映画も三谷さんの『記憶にございません!』(昨年公開)だったので、初めての大河ドラマが三谷作品で大変うれしく、光栄に思っています。個人的に三谷作品は喜怒哀楽のジェットコースターと言いますか、まるで悲劇と喜劇を同時に演じているような印象を受けます。また、自分が演じているところが到底想像できなかったり、キャパシティーを超えているのではないかという役やシチュエーションを必ず描かれる印象があるので、今回は一体どんなドラマが待ち構えているのか本当に楽しみで、本当に怖いです」

 共演者については「初めてキャスト表を渡された際、あまりに錚々たるメンバーの皆さまのお名前に、何度も何度もただただ読み返しては自分の名前がそこに書いてあることに衝撃を受けていました。その中で、三谷さんのシットコム『誰かが、見ている』(Amazonプライム・ビデオ)で数々の無理難題を一緒に乗り越えた佐藤二朗さんや小池栄子さんのお名前を見つけて何故か勝手にホッとしたのを覚えています」と語っている。

 初日(16日)に発表されたのは、小池栄子(39)片岡愛之助(48)松平健(66)佐藤二朗(51)の4人。小池が主人公・北条義時の姉にして鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の妻・北条政子、愛之助が義時の兄・北条宗時、松平が平家の総帥・平清盛、佐藤がタイトルにある“13人”の1人にして頼朝の側近・比企能員(ひきよしかず)を演じる。

 2日目(17日)に発表されたのは、中川大志(22)小泉孝太郎(42)南沙良(18)野添義弘(62)杉本哲太(55)の5人。中川が“武士の鑑”と言われた若手御家人筆頭・畠山重忠、小泉が清盛の三男にして後継者・平宗盛、南が頼朝の愛娘・大姫(おおひめ)、野添が“13人”の1人にして頼朝の従者・安達盛長、杉本が頼朝の叔父・源行家を演じる。

 3日目(18日)に発表されたのは、山本耕史(44)横田栄司(49)辻萬長(76=「辻」は一点しんにょう)山本が義時の盟友・三浦義村、横田が“13人”の1人にして鎌倉幕府軍事長官・和田義盛、辻が義時の祖父・伊東祐親(すけちか)を演じる。

続きを表示

2020年11月18日のニュース