22年大河「鎌倉殿の13人」山本耕史 小栗旬の盟友・三浦義村役!三谷大河“皆勤賞”「脚本がすべて」

[ 2020年11月18日 12:02 ]

2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に三浦義村役で出演する山本耕史(C)NHK
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 ヒットメーカーの三谷幸喜氏(59)が脚本を手掛け、俳優の小栗旬(37)が主演を務める2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の新キャストが18日、番組公式ツイッターで発表され、俳優の山本耕史(44)の出演が決まった。主人公・北条義時の盟友・三浦義村を演じる。土方歳三役の04年「新選組!」、石田三成役の16年「真田丸」に続く三谷大河全作品出演となる。三谷氏自らが動画で官房長官の記者会見風に発表し、16日から5日間連続で総勢24人の第1次出演者を発表する異例スタイルの3日目。三谷組の常連・山本が10人目に名を連ねた。

 大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府の第2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗は大河初主演に挑む。

 山本演じる三浦義村は義時の生涯の盟友。その裏の顔は敵か味方か。「三浦義村という人物には全く印象はなく、逆にどんな三浦義村を作り上げていくのが良いか、三谷さんの脚本が来るのを楽しみにしています。いつもそうですが、できるだけ真っ白な状態で台本を読み、その時、内側で感じたことを大切にしたいと思っています」と心構え。

 大河ドラマ出演は1992年「信長 KING OF ZIPANGU」、04年「新選組!」、12年「平清盛」、16年「真田丸」に続き、6年ぶり5作目。「歴史上の人物で、写真が残っている土方歳三を『新選組!』で演じた時に、最初はそれほどでもなかったのですが、次第に自分でも土方さんに似ていく感じは不思議な体験でした。三浦義村は当然写真などないので、どんな雰囲気にキャラクターを造形していくのか、楽しみではあります」と爪を研ぐ。

 三谷大河は全3作ともキーパーソン。「歴史の事実より、三谷さんの脚本がすべてだと思い、演じてきました。そうすることで必ず視聴者の皆さんが楽しんでくださる確信があります」と三谷氏への信頼感を明かした。

 三谷氏の舞台も「オケピ!」などに出演。今年7~8月に東京・PARCO劇場で上演された新作「大地 Social Distancing Version」はコロナ禍による公演中止が相次いだ後、主要劇場初の有観客公演。山本の分厚い胸筋も話題になった。

 小栗との共演は17年の劇団☆新感線の舞台「髑髏城の七人 Season花」が記憶に新しいが「また一からチームが組成される中で、自分の役割を果たします。良いエピソードを今後話せるように、フラットな自分でスタートラインに立ちたいと思います」と気持ちを新たにしている。

 初日(16日)に発表されたのは、小池栄子(39)片岡愛之助(48)松平健(66)佐藤二朗(51)の4人。小池が主人公・北条義時の姉にして鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の妻・北条政子、愛之助が義時の兄・北条宗時、松平が平家の総帥・平清盛、佐藤がタイトルにある“13人”の1人にして頼朝の側近・比企能員(ひきよしかず)を演じる。

 2日目(17日)に発表されたのは、中川大志(22)小泉孝太郎(42)南沙良(18)野添義弘(62)杉本哲太(55)の5人。中川が“武士の鑑”と言われた若手御家人筆頭・畠山重忠、小泉が清盛の三男にして後継者・平宗盛、南が頼朝の愛娘・大姫(おおひめ)、野添が“13人”の1人にして頼朝の従者・安達盛長、杉本が頼朝の叔父・源行家を演じる。

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2020年11月18日のニュース