半沢女優の階戸瑠李さん急死 31歳、自宅で倒れ…持病の発作か 事件性や自殺の可能性なし

[ 2020年9月1日 05:30 ]

死去した階戸瑠李さん(2014年撮影)
Photo By スポニチ

 TBSドラマ「半沢直樹」の演技で注目を集めた女優の階戸瑠李(しなと・るり)さんが28日、持病のため亡くなった。31歳。石川県出身。所属事務所が31日、発表した。葬儀は今後、親族のみで営まれる。所属事務所は公式ウェブサイトで「元々、てんかんを少し有しておりました」と報告した。

 階戸さんは8月16日に放送された「半沢直樹」第5話で、不正を働いていた「丸岡商工」に勤める“やる気のない女社員”を演じた。会社員と思えないセクシーさと、けだるい雰囲気を醸し出し話題を呼んだ。

 事務所のマネジャーによると、階戸さんは都内の自宅で一人暮らし。前日の夜まで業務連絡をし、変わりない様子だった。28日、普段はすぐに返事を返す階戸さんと数時間連絡がつかず、心配した家族が様子を見にいったところ、倒れている階戸さんを発見した。
 警視庁が現場検証を行い、事件性や自殺の可能性はないと断定されたという。マネジャーは「てんかんかどうかは不明ですが、てんかんのような発作を起こした」と説明。警視庁が詳しい死因を調べている。

 階戸さんは、29日に映画「東京の恋人」の舞台あいさつに出席するのを楽しみにしていた。今後も大きな仕事が決まっており、順風満帆だった中での急死。マネジャーは「一生懸命台本を読み込んで前しか向いていなかった。本人も無念だと思う」と、突然すぎる早世に大きなショックを受けている。

 階戸さんは2009年ごろから芸能活動を始め、13年「ミスFLASH」のグランプリを受賞した。16年から女優に専念し、17年公開の映画「新宿スワン2」や、昨年Netflixで配信されたドラマ「全裸監督」など話題作に出演。清純さと色気を兼ね備えた、愁いを帯びた顔立ちで人気を集めていた。

 ◆階戸 瑠李(しなと・るり)本名同じ。1988年(昭63)10月30日生まれ、石川県出身。上智大卒業後、会社勤めを経て芸能界入り。剣道初段。ドラム、ドイツ語を特技としていた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年9月1日のニュース